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第4話
「理央君!お風呂出たよ!」
「あぁ」
先にお風呂を済ませた俺はひなたの入っている間に準備を済ませ、ご機嫌な様子で出てきたひなたを寝室に引っ張った。
「え、理央君今日は積極的じゃない?いつもほとんど僕から誘うのに…!」
ポッと顔を赤らめるひなたは文句なしでかわいい。
だが、今日はいつものようにはいかせない。
「ひなた、脱いで」
「え!あ、あのそういわれると脱ぐの恥ずかしい…」
「いいから脱いで」
「わ、わかった!」
ベッドの横でひなたに脱ぐように言うと恥ずかしがってゆっくりと脱ぎ始める。
その様子をじっと見ているとひなたと目が合い余計に顔を赤らめた。
「脱いだ、けど…」
「ん、じゃあこれ着て」
俺がひなたに渡したのは昼間に見せてきたドキ夢のアルだかナイだかってキャラの衣装。
今日はひなたにコスプレをしてもらおうと思ってさっき準備をしていたのだ。
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