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第10話
一週間後
「宅配便でーす!」
「はーい!」
昼ご飯を食べた後二人でゴロゴロとしているとそれを邪魔するように宅配が届いた。
俺が出ようとするとそれより早くにひなたが立ち上がった。
「なんだった?」
「僕の荷物だったよ」
「そうか」
元の場所に座ればいいものの俺の横に立ってもじもじとしているひなた。
「どうした?」
「…あのー理央君にお願いがあるんだけど…」
いつもより元気なさげに俺の顔をチラチラ伺いながら言ってくる。
宅急便が届いた時点で何となく察していたけど…
いつもなら拒否をしているところだが…
「奇遇だな、俺もひなたに頼みがあったところだ」
そういってニヤリと笑った。
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