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第13話 壁ドン?
「準備出来たよー。いこー!」
「おう。」
僕の家から駅までは徒歩で10分かからないくらいだから歩いて駅まで向かった。くだらない話をしているとあっという間に駅に着いた。
「い、意外と電車混んでるね」
「あぁ。」
休みの日なのに電車は意外とギューギューだった。蓮斗が両手を僕の後ろの壁に付いて壁ドンみたいな体勢になってる.......顔近いし.......。
ドキドキしていると目的の駅は2つ隣なのであっという間に着いてしまった。
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「すげえでけえな、昼までまだ時間あるし映画でも見るか」
「まだ10時か。そうだねーまだお腹すいてないし。蓮斗はなんか見たい映画ある?」
「お前が見たいのでいいよ。まぁどうせこーゆーのだろ?」
そういいながら蓮斗は映画館の前に貼り出されてる広告を指さした。若手のイケメン俳優が主役を務める恋愛映画だ。
「まぁ、見たいけどさ、蓮斗これでいいの?」
「お前が見たいのでいいって。はやくチケット買いに行こうぜ」
「じゃあこれにしよ?人気ある映画だから席空いてるといいなぁ。」
蓮斗に申し訳ないと思いながらチケット売場へ向かった。
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