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お目覚めのあの子♡2
「よ、夜中?!今は何時だ、愚民!」
「今は夜の12時ちょっと過ぎかな?。だから、静かにしてね」
俺が言うと、さぶちゃんは慌ててスマホを手にとって操作しだした。
「お家の人心配してる?ごめんね、さぶちゃんが気持ち良さそうに寝てるから」
「お、お家の人などいない!私の父はいつだって空の上から把握している偉大な神なのだぞ!!」
とか言いながら、母さんって連絡先開いて、友達の所にお世話になりますってメールしてるし。
まぁ、気にしないことにして、さぶちゃんのお腹に腕を回した。
「ごめんね?さぶちゃん」
耳に息をふぅってかけた。
「っひゃん!」
かーわーいーいー!!
「もぉー、やっぱりさぶちゃん好き!大好き!!」
ぎゅっと抱きしめる。そしたら、さぶちゃんが真っ赤な顔でこっちを振り返った。
「ん?どうしたの、さぶちゃん」
「.......僕、も」
俺は自分の耳を疑った。
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