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喧嘩中のあの子♡4
俺は何も答えない。
さぶちゃんが、ぐすっと鼻をすする。
無言でさぶちゃんの腕を引く。
そのまま、俺の家に連れて行った。
部屋に入れば、背中にさぶちゃんが抱きついてきた。
「玲ちゃ、何か言って..」
「さぶちゃん...」
名前を呼べば、さぶちゃんが壊れたかのように、今まで俺の教えた恥ずかしいセリフを連ねた。
「玲ちゃん、好き、おっぱい触って欲しいの..おちんちんも苛めて欲しい..名前呼んでっ、玲ちゃんだけぇっ...!」
俺は堪らなくなって、さぶちゃんの唇を塞いだ。
「っ、じゃあ、何であの時直ぐに断らなかったの」
「玲ちゃん、追いかけるのに頭いっぱいだったから...」
俺はため息をついた。
「......もう、終わったの?」
「ん」
さぶちゃんは俺の首に腕を回してきた。
「寂しかった...」
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