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電話中のあの子♡
さぶちゃんとおてて繋いで仲良く帰って、家の事と課題が終わった今、俺は猛烈に暇だった。
そんな時、頭に浮かぶのはやっぱりさぶちゃんで。
まだ一回も電話したことないなぁ。なんて思いながらスマホを手に取った。
プルルルルーーーー
『何の用だ、愚民』
短いコールで出たさぶちゃん。
言葉はいつも通りだけど、声からは嬉しいって感情が隠しきれてない。
「んーん、特に何も。さぶちゃんの声が聞きたくて。ダメ?」
『ふん。少しなら時間を削ってやろう』
嬉しい癖に。
そんな事言ったら怒るからあまり言わないけど!
ふと、名前を呼びたくなって
「三郎」
いつものふざけたテンションじゃなくて、エッチする時のような声で呼んでみた。
『っ...』
電話の奥でさぶちゃんが息を呑むのがわかった。
可愛い、あぁ、
「触りたいなぁ....」
『...っぁ』
ん?何か電話の向こうから上ずった声が聞こえたきがする。
何処かで聞いた事のあるような声。
そうそう、確かさぶちゃんがエロエロで可愛くなってる時のーーーー
まさか!
「....声だけで、勃っちゃった?」
『......』
無言は肯定と受け取る派です。
良い事、思いついた?
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