60 / 85

電話中のあの子♡

さぶちゃんとおてて繋いで仲良く帰って、家の事と課題が終わった今、俺は猛烈に暇だった。 そんな時、頭に浮かぶのはやっぱりさぶちゃんで。 まだ一回も電話したことないなぁ。なんて思いながらスマホを手に取った。 プルルルルーーーー 『何の用だ、愚民』 短いコールで出たさぶちゃん。 言葉はいつも通りだけど、声からは嬉しいって感情が隠しきれてない。 「んーん、特に何も。さぶちゃんの声が聞きたくて。ダメ?」 『ふん。少しなら時間を削ってやろう』 嬉しい癖に。 そんな事言ったら怒るからあまり言わないけど! ふと、名前を呼びたくなって 「三郎」 いつものふざけたテンションじゃなくて、エッチする時のような声で呼んでみた。 『っ...』 電話の奥でさぶちゃんが息を呑むのがわかった。 可愛い、あぁ、 「触りたいなぁ....」 『...っぁ』 ん?何か電話の向こうから上ずった声が聞こえたきがする。 何処かで聞いた事のあるような声。 そうそう、確かさぶちゃんがエロエロで可愛くなってる時のーーーー まさか! 「....声だけで、勃っちゃった?」 『......』 無言は肯定と受け取る派です。 良い事、思いついた?

ともだちにシェアしよう!