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その後

記憶喪失から2ヶ月。記憶を戻して1ヶ月。 二人は健やかな生活を送っていたあるの日こと。 休日をベットの上で過ごしてた頃、気になっていたことがあった。 「そういえば、最近無いけど前回発情期来たのいつだ?」 「…えっ、2ヶ月くらい来てないかも」 文人は驚き、雨とお互い顔を見合わせた。 それって…まさか… 妊娠!?したかも!? 急いで産婦人科にいったところ無事妊娠しておりました。 時期的に考えると襲われて番になった時、着床したらしい。 「なんか、複雑な心情」 「ごめんなさい…」 後日、文人から別の契約書を渡された。 それは、婚姻届だった。 しかし、雨から予想外な言葉が出てきた。 「もう番なんだし、いらない」 「えっ!!!?」 「契約に縛られたくない。そんなものなくても大丈夫だろ?」 「でも…子供のこともあるし、困ることあるだろ…」 「困ることなんてない」 「はぁ?あるだろ、馬鹿なのか?」 どちらも自分の意見を曲げず、いつもの喧嘩が始った。どんどん、ヒートアップしても誰も止める人がいない。 「文人のばかっ!!やっぱり、運命の番なんて認めない!!番解消だ!!」 「今後のことを思って言ってるんだ。馬鹿じゃないんだから知らないなんていわせない」 何時間も喧嘩して話し合った結果、婚姻届は(仮)として書いたがまだ役所には提出してない。 雨が頑なに嫌がるので提出するのは子供が生まれた時に出来たらいいなと文人は願って棚の中にしまった。 end

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