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第1話 地味で普通

飛鳥井康太は、家族から見たら地味な顔立ちに 、自分は至極普通の平凡な人間だ…と、(自分 は)思っている 容姿…普通 身長…160…少し低めだけと目立たなくて快適な身長だ 顔…普通 家族は濃すぎるから、普通だ 頭の中身 至極普通 何処にでもいる普通の高校生 飛鳥井康太 17歳 高校2年生 だったりする 飛鳥井家は父親が地元でも知らない人はない位 生活に密着した建築屋で名が知れてる 大手ゼネコンに名を連ね 小さな仕事から、大きな仕事まで、どんな仕事も誠心誠意やらせていただきます飛鳥井建設 なんてCMも出してたりしている 父親、飛鳥井 清隆を社長に据え 瑛太、蒼大、恵太 3人の兄達が 会社を切り盛りしていた 康太は5人兄弟の4番目だった 桜林学園で数々の伝説を作った兄達に比べたら … 康太は地味で目立たなかった… 上が濃すぎるんだ!康太談 長男の瑛太(瑛兄)は28で妻帯者 飛鳥井建設副社長をしている 高校時代、生徒会執行部 部長をやっていた 影で会長を支える…影のフィクサーと呼ばれていた 生徒会長を守る鉄壁の男 それが飛鳥井瑛太 会社でも一目置かれている存在だった 次男の蒼太は(蒼兄)25歳、独身 頭脳明晰で、飛鳥井建設の専務として経理を受け持っている 容姿は母親似で、優男 男女構わずモテる その所為か…節操のない所が玉に傷…だった 三男の恵太(恵兄)は24歳、独身 設計で賞をもらう腕前で、職人気質の頑固者 容姿も身長も上の二人に比べたら薄味に仕上がってる 好きなタイプは…目が大きくてフワフワの人形みたいなのが好き そして四男康太 17歳 独身 当たり前か… 人混みに混ざったら絶対に解らない自信がある それ位、普通の平凡な奴だと言う自負はある 五男、悠太 15歳 中学2年になる。 こいつは生意気でデカくて、長男の容姿に、 次男のチャラさを受けついた…将来 不安な奴 あっ…紹介忘れた…飛鳥井源右衛門 今年70 歳になる頑固者で、飛鳥井建設の相談役をしている そして、この人を紹介しないと…飛鳥井は始まらない うちで一番の権力者は母、飛鳥井玲香 50にしては若くて、美しい元レディース総長の 威名を持つ…影の実力者 この方に逆らったら…明日はないかも 時代劇が大好きで…海老様のファン 昔気質な話し方が…更に怖さに拍車をかけている

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