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第104話
「せ、先輩っ・・・こ、来ない?これしてたら、ほんとに鬼こない・・・??」
両腕で自分の両足を抱えさせられ、門倉に向けて秘部を晒け出す格好を強いられる綾人は羞恥に震えながら何度も同じ質問を繰り返した。
「うん。絶対来ないから・・・。このオモチャね、大人のオモチャなんだよ。子供は使えないオモチャだから、鬼も綾は大人って思うよ」
楽しくて仕方ないと、ローションを細長い筒上のシリコン素材で出来た棒へたっぷりかけると門倉はバイブのスイッチを入れ、まだ何の下準備もしていない硬い蕾へ棒の先端を押し付けた。
「はぁァンッ・・・、い、挿れるの‼︎?」
そんなの入らないと、顔を赤くさせる綾人に門倉は蕾をグリグリ円を描くようにして慣らしていく。
「綾のここが、徐々に開いて勝手に飲み込んでいくの待つから大丈夫」
ゆるゆる描くその棒に綾人はムズムズする感覚に少しずつ息を上がらせていった。
「っん・・・、はぁ・・なんか、それやだっ・・」
「うん。気持ちよくなってきた?綾のここね、ヒクヒクしてきたよ」
トロトロとローションを垂らされ、冷たさに体を竦めるものの、門倉が言うようにヒクヒクする感覚を感じる綾人は苦しいと顔を逸らして荒い呼吸を吐く。
「綾ちゃんのお口、開いてきた」
くるくる回していたオモチャにグッと力を込めると、それは何の抵抗も見せずにゆっくりと綾人の体内へ押し入っていく。
「アッアッアッァ、は、入ってくるっ!・・・やっ・・」
顎を反らせて腰を揺らす綾人に門倉はゆるゆると棒を抜き差しした。
「アァんっ、う、ごかさないでぇ・・・、はっんンッ・・・アッ・・」
足をぎゅっと引き寄せて身を丸くし、快感に堪えようと必死になる綾人は目をキツく閉じて打ち震えた。
そんな健気な姿に門倉のS心にスイッチが入る。
「奥の壁、いじめちゃおっか」
ニヤリと嗤うと、グリップを握りなおした門倉はぐんっと一気に棒を突き挿して最奥の壁をコツコツ叩いた。
「アッアッアッァ、ヒイッ・・・だ、だめぇ・・、あっうぅ・・あ、あたって・・・それ、あたってるぅ・・・!!」
「当ててるんだよ」
意地悪く笑い、何にも分かってない綾人をいたぶる様に奥に棒の先端をグリグリ押し付けると、グリップ付近にあるバイブのスイッチを一気にMAXへと切り替えた。
「ひっ、ヒィゥ!はぁ、はあっ・・・こ、こわれぅっ・・・グリグリだめぇー!し、しぬぅ、しんじゃうぅーー」
全身ぶるぶる体を震わせて涙と涎を垂らし、絶叫する綾人に門倉はガンガン棒を奥の壁へ突きさした。
「はっ、はぁ、イ、イくぅっ・・・、門倉せんぱ・・どうしよっ・・・体がぁ・・っ」
蕾のみを弄られ、オモチャを突きさされてるだけで達するのが余程恥ずかしいのか、綾人は怯えた目を向けて門倉を見た。
そんな綾人を見下ろし、門倉は熱い吐息を吐いてグリップを持ち直すと、ぐるぐる中を掻き回す。
「アァーーッ、アァーー・・・」
イきそうと、足を跳ねさせる綾人を見計らうと門倉は一気に棒を引き抜いてベッドの下へと放り投げる。
「あっ、あっ・・・、うそっ・・なんでぇ・・」
あと少しでイくところを邪魔されたと絶望の目を向けては体を震わせる綾人に門倉は自分のベルトを外していった。
「綾のここ、凄いやらしい。欲しいの?お口パクパクして誘ってるけど?」
蕾を覗き込み、刺激を求めるそこを指でなぞると綾人は涙を流して唇を噛み締めた。
「ほら、素直に言って・・・。どうして欲しい?」
紅茶色の瞳を妖しく細め、誘導してくる門倉に綾人はゴクリと喉を鳴らすと、躊躇いがちに口を開いては閉じるを繰り返す。
「言わなきゃあげないよ?」
くちくちとやらしい音を立ててヒクつく後孔を指で弄ると、綾人は赤い顔で陥落したように唇を震わせて口を開いた。
「ほ、しい・・・、ここに欲しい・・」
「何を?」
「・・・っ、せんぱ・・・のせーえき・・」
顔を真っ赤にして、目を伏せる綾人に門倉はもう一押し欲しいなと卑猥な想像を膨らませたが、己の欲望が先行した。許してやるかと、ズボンと下着をズラし、待ち望んでいた快感に身震いする。
「今度はもっと、やらしい言葉で俺を誘惑してね」
唇の端を上げて男臭い笑みを浮かべる門倉に一瞬綾人が見惚れたとき、怒張したものを一気に奥まで捻じ込まれ、綾人は目の前を白黒横転させた。
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