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第251話

「いい加減にしろよ・・・」 静かに怒りを含む声で制され、綾人は萎縮したが直ぐさま門倉を睨み返した。 「僕は僕の好きなようにします!薬も飲んだし、先輩がしないなら違う相手を探す!」 地面から立ち上がりざま言い返すと、門倉は綾人の腕を掴んでソファへ投げ飛ばした。 「イッ・・・!」 手荒な行動に綾人が怯えた目を向けると、門倉はすかさず自分の上へ覆い被さり紅茶色の冷たい眼差しで見下ろしてくる。 「そっちがその気なら、泣こうが喚こうが最後までするからな?」 低い凄みのある声で問われ、綾人が恐怖に体を固まらせる。 「てめぇが、吐こうが気絶しようが俺はもう我慢しない。暴れるなら縛り付けてでもする。それでいいんだな?」 確認するように聞かれ、体が震えた。 頷きたいのに強張る体は動かなくて、綾人はカチカチと歯を鳴らして恐怖に震えだす。 それを冷めた目で見下ろしていた門倉は口を大きく開いて唇を覆うようにキスをし、綾人の口内へ舌を差し入れ蹂躙した。 「・・・っんぅ・・ぁ・・・ぅ・・」 ビクビク体を震わせ、門倉の服を握りしめて必死にキスに応えようとするのだが、強張る体はいうことを利かず、ひたすら正気を保つことしか出来ずにいた。 そんな綾人の服の裾へ門倉は手を差し入れると、腹から胸へとかけて滑らかな肌を味わうように掌を這わせた。 「んっ・・」 薬のせいか、いつもなら泣き喚いては暴れる綾人だが今は拳を握りしめ、耐え忍ぶことが可能だった。 綾人の様子を見ていた門倉だったが、本当に門倉自身も切羽詰まったようで、ギリギリと迫り来る自分の理性に抗えず、ゆっくり丁寧に進めていた手を早急かつ乱暴に綾人の体を弄り、衣服を脱がせにかかった。 「ひぃ!」 シャツを捲りあげられ、しゃぶりつく様にピンクの乳首を吸い上げられ。同時にズボンと下着も一気に引き下ろされた。 まだ反応していないものを揉み込む様に刺激され、焦れる思いから指を下げて双丘の狭間の蕾をつついた。 ガチガチ震えだす綾人に門倉は荒い呼吸を吐きながら、既に下半身のものが反応して硬くなるものを綾人の太ももへ服を着たまま擦り付ける。 「あっ・・・、こわっ・・」 ぶわっと、脳裏に加賀美の顔が蘇り鞭を振り下ろされる光景が目の前に広がる。 その瞬間、綾人は門倉の体を押し返して叫び声を上げた。 「ぃ、イヤァァアーーーーーッ!やだやだやだぁ〜!!」 腕を振り回し、足で逃げる様に地面や門倉を蹴る。顔面蒼白に加え、冷や汗を流す綾人はいつも通りパニックに陥った。 が、今日の門倉は本当に止めるつもりがないらしく・・・ 「暴れんな・・・」 舌打ちと共に自身のベルトを外すと、綾人の手を拘束して足を両腕に抱えて抑え込むように大きく開かせ、押さえつけた。 「いやっ!いや!!止めてっ!!!」 自由にならない体に更に恐怖が増し、綾人はボロボロ涙を流しながら、止めてくれと叫び続けた。 そんな綾人を一瞥し、門倉は開いた足の間に頭を埋め、怯えては縮まる綾人のものを口へと含んだ。 「キャアァ!駄目!!汚い!汚れるっ!!た、叩かないでぇ!!!」 体を跳ねさせて、どうにか逃げようと必死に暴れる綾人は上体を捻ってソファの下へとずり下がった。 叫ぶ声も逃げようとする抵抗全てを門倉は無視して地面へ手をついて這おうとする綾人を尻目にがっちり抱えた足を離すまいと引き寄せると、くちゃくちゃとあえて音を鳴らして愛撫を繰り広げた。 「ぁあんっぅ・・・、だめぇ・・っ・・んっ、ァア・・」 泣いて怯える体とは正反対に時間は掛かれど、快楽を感じ始めた綾人のものは硬さを帯びて勃ち上がり、先走りを溢れさせた。 「イッ・・・イくぅ・・、アッアッ・・ィアァッんっ!!」 頭を上下へ動かして、先端へグリッと舌を食い込ませると、綾人の腰が大きく跳ねる。 そのまま、先走りと唾液を口から垂らすと、門倉は足を片方下ろして綾人の蕾をゆるゆる撫でながら指を一本、挿入した。

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