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5 いけない恋のデカダンス①

ない! 股間を守る大切な…… それ以上に! 人としての尊厳を守る大切な~~ 「パンツがないー!!」 なんたる早業。 なんたる凶行。 すぽーんっ……と。 俺のおパンツ、ズボンごと飛んでった★ 「なんて事してくれたんだーッ」 これが天見会トップのする所行かー。 おズボンごと投げ飛ばされたパンツを手繰り寄せようと伸ばした手は、藤弥さんに絡め取られる。 そのまま、ぎゅっ 俺の体は藤弥さんの腕の中。 ……下半身……すっぽんぽんで~~♠ (うっ) 動けない。 天見会トップは筋トレもハンパない。 「天見会組長のたしなみだよ」 「筋トレが?」 「パンツの脱がせ方の話だよ」 「違う!」 そんなたしなみ、聞いた事ない。 「裏社会の頂点に立つ者にとって、出来て当然だ」 「別の事で腕磨け!」 「例えば?」 そうだな。 うーん、えぇっと~ 「射撃……とか」 裏社会のトップなんだから、射撃の技術もトップクラスであってほしい。 「言うには及ばない」 顎を持ち上げられて、頬の横でさらりと黒髪が揺れた。 口づけられそうな至近距離で、吐息を感じる。 鼓動が耳にまで昇ってきたかのように熱い。あなたの息で熱くなる。 耳のひだを吐息の熱が這う。 「股間のライフルは、常にお前を狙っているよ」 ……………… ……………… ……………… こかんの?……………… ライフル??? 視線が降りる。 俺に股がる下半身のアレ!! どどどん★ 「ギャアァァァー」 ライフルあったー!! 「おや。見つかってしまったよ。いとも容易く発見されるなんて、スナイパー失格だね」 「どこがだァァッ」 隠れる気なんて、さらさらない。 ブーメランから、竿も黒い茂みも見えてるぞ。 極太サイズのスナイパー♠ 「白い弾は装填済みだ」 「ギャ」 それ、弾じゃなくて…… 「タネ……」 「よく分かったね。優秀な弟だ。お前の中に撃ち込む子種だよ。雄孔から溢れるまで、たっぷりピストンしてやろう!」 「ギャアー」 一糸まとわぬ俺の股間に、藤弥さんの極太スナイパーがくっついているッ 離れようとしても、脚を絡められて身動きが取れない。 止めなければ。 俺が、藤弥さんの股間のライフルを! 「私のライフルに安全装置は付いていないよ」 ………俺の手が握っているのは。 「金玉だ」 「ヒィィィー」 あなたを止めようとしただけでッ 俺はッ 「子種を搾り取りたいお前の気持ちも分かるが……」 「違う!」 「繊細な場所だ。優しく扱うんだよ」 「そうじゃないィィィーッ!!」 「そうか……生で触りたいんだね」 「なにを?」 「金玉」 「んなわけあるか!」 なにが悲しくて、兄のキン……タマ握らねばならぬ? 「簡単だ。私のパンツを脱がせればいいんだよ」 「やめてっ」 「さぁ、脱がせてみようか!」 「やめろォォオオ~~!!」 俺の手が、指がっ あなたのパンツのゴムに掛けられている。 勝手に強制的に、引っ掛けられている。 「お前の願いを叶えてあげよう」 「やめろォォオオオーッ!!」 スナイパーは隠れとけ。 「君の中に隠れるから心配ご無用だ」 「ダメぇぇぇぇーッ!!」 ………………ブルルン♪

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