またお前らか。 辟易した。 環境美化委員「貴様はだまってろ。制服点検などとほざき、高等科から恋人に会いに来た女子生徒のスカートの長さを測る振りをしながら下着を覗いただけでは飽き足らず、盗撮までして、それをネタに生徒と関係を迫った前風紀委員長がリコールされた事を、現委員長である貴様が全校生徒の前で土下座して詫びてから会議に出席しろこのカス。」 風紀生活委員「一月前に終わったことを蒸し返してんじゃねぇよクソッタレが。土下座なら前委員長に高等科校門前でさせただろうがよ。テメェこそ他委員会に口出す前にやる事あるだろうが。あの裏庭のきたねぇトイレを放置しといてよくも美化衛生を偉そうに口にできんな。清掃点検サボってんじゃねぇだろうな。とっとと便器舐めて綺麗にしてきやがれ能無しが。」 保健委員「ちょっ、お前ぇら落ち着けって。頼むから真ん中に俺をはさんで喧嘩はしねぇでくれよ。今日調理実習で作った菓子の余りやるから」 環境美化委員「生憎あのトイレは老朽化が進んでいるし取り壊しが決まり水道も止められてからは、使用禁止だ。清掃しなくてはならないほど汚れているのは、風紀委員が締め上げなくてはならないほどのマナーの悪い連中がトイレ以外で使用しているせいだろうが。」 風紀生活委員「人のせいにしてんじゃねぇよ。」 保健委員「あっ、菓子一個しかない。なぁなぁ、これ半分こしたら良くね？半分こして仲直りな？」 環境美化委員「あぁ、貴様らの仕事は持ち物検査にかこつけて取り上げた猥褻な本を鼻の下伸ばして白昼堂々読むことだったな。破廉恥極まりない風紀委員メンバーの姿を委員長の貴様が知らぬとは言わせんぞ。えらそうに権力だけ振りかざすこのインテリヤクザどもが。」 保健委員「っアー！！カップケーキ半分こしたら大きい方と小さい方ができた。なぁ、これどうするよ、どうするよこれ。」 風紀生活委員「ハッ。その取り壊し決定物件や旧体育倉庫をラブホ替わりに使ってる輩が上級生だと分かった途端、見回り中にもかかわらずしっぽ巻いて逃げたあげく、上級生に目をつけられるのが怖かったなどと、ふざけた理由で風紀に一切報告をしなかった玉無し役員はどこの委員長様の下僕だったかその口からお聞かせ願おうか。おら、どこの委員会だよ言ってみろ。報告連絡相談すら出来ない低能集団が。」 生徒の服装や持ち物点検や素行のチェックなど、生活規律に関する仕事をする風紀生活委員の一之瀬 彪彦と、学校内の美化衛生および、校内環境保持を仕事とする環境美化委員の朝比奈 錦は犬猿の仲だ。