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【3】お前ら黙れ
水と油の関係性を持つ二人は顔を合わせれば必ず喧嘩になる。
本日の生徒会および各委員会代表者が出席する評議委員会でも、ご覧のとおり喧嘩をしている。2人の間に腰かけていた、保健委員の羽田 修二が一之瀬を止めようと口をはさむが無視されている。
おい、しっかりしろよ…。
「死ね風紀委員」「くたばれ美化委員」
「俺の菓子を取り合わないでくれ!!大きい方をさらに半分こすれば良いじゃないか」
福祉委員「君たちそれ以上騒ぐと、尻に便所タワシ突っ込んで全裸でコードレスバンジーさせるよ?」
図書委員「全裸はまずいっすよ」
福祉委員「乳首に赤い羽根つけといてあげるよ」
止まらない美化と風紀の罵り合いをBGMに、報道委員の強者が「会長今日のおパンツの色は何色ですか。」などとくだらない質問をしている。
おい、俺の春日に何聞いてんのよ。
生徒会長である春日が黄味の強い薄茶色の瞳を書類から持ち上げ無言で報道委員を見つめた。お疲れなのか、ずいぶんと眠たげな表情だ。
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