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第3話 さそい

教室に着いて、自分の席に向かうとさっそく女に声をかけられる。 ......めんどくせえ。 「和真ぁ、おはよう〜 」 「あぁ、おはよ。」 めんどくさいから目も向けずに冷たく返事をしても女たちはしつこい。 「ねえ、和真。今日の放課後って暇だったりする.......?」 .......目を向けるとクラスの中でもトップレベルで可愛い美帆からの誘いだった。ここだけ見てると健全な遊びの誘いに見えるけどそうじゃない。 こいつが本当にしたいのはセックスだ。 べつに付き合ってるわけじゃない。お互いに気持ちいいことがしたいだけ。 「あぁ.......今日はバイトねえし、暇。帰りにワクドナルドとゲーセンでも行くか?」 わざとわかってない振りをして聞く。 「分かってるくせに.......」 「なにが?」 無駄に整った外見を活かして顔を傾けてあざとい感じで聞く。性格はクソみたいなもんだけど昔から外見だけは褒められてきた。「和真くんはかっこいいわね〜」って近所のおばさんから小さい時から腐るほど言われたし今は背も180ある。狙った女を落とせなかったことは無いし、誰だって簡単に股を開く。 「え.......えっちがしたいの.......ねぇ和真。今日、家に誰もいないから.......」 「最初から正直にそうやって言えよ。分かったよ。また放課後な。」 「嬉しい。うん。また放課後ね〜」 美帆は一気に上機嫌になり自分の席に戻った。 最近バイトが忙しくて抜いてなかったからちょーどいいな。 セックスの快楽を想像しながら少しウキウキした気持ちで6時間の授業が始まった。

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