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第1話

「可愛い…可愛い…可愛い!!本当に可愛い!なめたい、触りたい、抱きしめたい!」 野良崎先生はどこかおかしい。いつも僕に変な事を言ってくる、少し変な先生。 僕としては入学したて早々に目立ってしまう原因なので今でも苦手だ…。 〜一ヶ月前〜 昔からぽっちゃり体型でいじめられるせいかあまり目立ちたくないから、高校でもあまり目立たつずに静かにしていた。 目立ちすぎずにひっそりと高校を卒業するのが目標で、友達も僕と同じように大人しめの友達と暮らせていて、 たまに体型をいじる人がいても避けるようにしてから、僕的には今の生活を満足していた。 その静かな生活をぶっ壊してきたのが 野良崎先生である。 野良崎先生は科学の先生で、スラッとしていて体型で髪の毛も少し後ろに括っていて、女子生徒にも人気がある…はずだった。 その日も、いつもどおりに科学の授業が終わり、クラスに戻ろうとした瞬間に 手を捕まれたのだ。僕の顔をじっと見ながら野良崎はそのまま抱きついてきたのだ。 「欲しい…」 と叫ぶ先生に僕は、ハテナマークだらけ。 「あ、ごめんごめん。ごめんね。君の事が好みでつい」 と元々細い目を緩ませながら微笑む顔に 僕は意味のわからない事に頭がぐるぐるしてきて自分の力いっぱいに先生を突き飛ばして逃げたのが、一ヶ月前の出来事。 その日からクラスからも変な目で見られる日々がはじまってしまった。 続く

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