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モテ期到来 4

胸元を這いまわっていた修平の手がするりと下がると、ベルトが緩められ前を開きいつの間にか興奮していたものにじかに触れた。 「んっ……」 「先の方、ちょっと濡れてるね」 嬉しそうに笑うと先端を指でくるくると撫でながら先走りを拭うようにして下着の中でゆっくり上下にしごいていく。 「や、あっ、まって……」 次第に熱が集まるとそこはさらに硬さを増して、溢れ出た先走りでぐちゃぐちゃと音を立て始めた。 先走りをまとったそこは滑りがよく、勢いあまってぬるんと指からこぼれる瞬間すら刺激になる。 「んっ、ん……」 腰をのけぞらせ、思わず歯を食いしばると修平は手の動きを止めることなく胸の突起に舌を這わせながら、軽くそこを甘噛みして悪戯っぽい視線を俺に向けた。 「ケーキ食べる? それとも後にする?」 修平はずるい。もうわかっているはずなのに、そもそも仕向けているのは修平なのに。 でも一度、熱を持ってしまったものはどうしようもなくて続きをして欲しいと思ってしまう。 「……ケーキ食いたかったのに」 でも屈するのが悔しくて眉をひそめるも 「やめていいの?」 と、修平は笑みを含んだ声でたずねながらさっきまで撫でまわしていた部分から急に手を離してしまった。 悔しいけど、じれったさに腰が揺れる。主導権を持っているのはいつも修平の方だ。 「ケーキ食べる? それとも後にする?」 そして、もう一度同じ質問をする。 「…………あ、後にするからはやく」 その返事に満足したのか修平は身を屈め下着ごとずらすと、さっきまで手でしごいていた硬くなったそこに舌を這わせてきた。 そしてそのままぬるりと口の中に含むと、その瞬間足の先から頭の先まで快感が走り、いきなりの刺激に思わずびくびくと身体が跳ね上がって思わず声が甲高く裏返る。 「あっ……っ」 修平は口の中で飴玉のように舐め溶かしながら、器用に下着と制服のスラックスを脱がし、敏感な太ももの付け根を指先でそろそろと撫でまわす。 そんな些細な刺激も感じてしまうほど、一気に高められて戸惑いを隠せない。このままじゃ、呆気なくイってしまいそうだ。 「まって……んっ」 でも俺の意図なんて汲んでくれるわけない修平は敏感な先端を吸い上げる。それは気が狂いそうなほどに気持ちが良く、ビクビクっと腰を仰け反らせると、サラサラとした修平の髪を掴んだ。 「もうやだ、しゅへ、あっ……やめ……」 「やだ? なんで?」 「イきそうだから、まって」 「イっていいのに」 意地悪に微笑みながら修平はベッドサイドのチェストからローションのボトルを取り出した。 「これ、チョコレートの香りがするローションなんだって。バレンタインにぴったりだよね」 今日の為に用意していたのか、嬉しそうにそれを見せながらキャップを開けると本当にチョコレートの香りがしてくる。 「美味しそうな匂いがするね」 修平はローションを手に取り、狭い入り口に指を差しこむと指の腹で撫でるようにしながら甘い香りのするローションを馴染ませた。 「ふっ、ん……っ」 ゆるゆると壁を擦りながら、膨らみ始めた前立腺をなぞられ、じんわりとした熱が下腹部に広がり無意識に腰が浮くように動いてしまう。 「あっ、ああっ」 修平に感じる部分を的確に愛撫されて、頭がふわふわしてきた頃には、俺のものは完全に反り返り、先走りの蜜を腹に垂らしながらヒクヒクと震えていた。

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