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第9話
「はい、脚ここの台に乗せて」
かっこいい......
目の前にいる白衣を着た美形は、確かに僕の旦那様
産科なら普通はカーテンで仕切られ医師と患者の間の視界は遮られているはずだが......ない
丸見えである
こちらからもあちらからも
伊織は、慣れた手つきで薄手のゴム手袋を装着した
かっこいい......
「なお、力抜いて。ふ~って」
「ふ~っふっ~ふうぅぅぅぅぅあぁ」
長い指が入ってきた
久し振りの感触に思わず声が出た
「なお?」
そのまま指で開かれる
「だぁ!いおっ!久し振りだからぁぁ」
「触診してるだけなんだけどね。なお、感じるんだ」
「え?」
「妊娠してるのは、間違いないよ。ありがとう、なお」
「うん」
「さて、お仕置きかな?後々のお楽しみ」
えっ......
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