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第2話
『片桐なおさん片桐なおさん。診察室2番までどうぞ』
あ、呼ばれました
女性の先生です。恥ずかしい
「どうぞ、お掛けになって下さい」
「はい」
「今日はどうされました?」
「あっ、あの......その......抑制剤を処方してもらいにきま......した」
いっ言えました!
「発情期の周期は、お分かりになりますか?」
「え?あの......まだ、はっ初めてで......事前に処方してもらおうと......」
たぶん顔は真っ赤です。熱い
「では、スタンダードなタイプのものを処方します。今度来た発情期に合わせて服用してみてください。効果をなるべく細かく伝えていただければ次からは、より合ったものを処方致します」
「はい、ありがとうございました」
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