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第3話
処方箋が輝いて見える!
高く掲げてノリノリ気分で歩いていると
「うぁ!ふぅっ!」
人にぶつかった
「ご免なさい!前見てなくて......」
相手の胸元におもいっきり顔面ダイブしてしまった
「いいえ、こちらこそ。周りを見てなかった。ごめんね。怪我とかしてない?」
うわぁ......大きなひとです
160cmない僕よりはるかに大きい190cmくらいかな?それにしても優しい声だ
そろりと顔を上げる
「!」
ドクン
強く心臓が跳ねた
色素の薄い超絶の美形......今朝の夢の中のあの人だった
「ぼっ僕、失礼します!」
「え?あっ、ちょっと」
呼び止めるような声を聞こえなかったふりをして一目散に走った
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