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第15話
あっはぁ......
きっきもちぃです
最近全身筋肉痛の僕は、只今望月先生のマッサージをうけています
「どう?なお。どこか特に痛むところとかないですか?」
「はあぁい、な......いです」
「......なお。たってる」
言わないでください
自然とたったんです
僕が紅くなるのを知っていながらわざと指摘する先生を少し恨めしく思う
「せんせっ、してぇ」
「ん?なにをかな?」
なんて満面の笑みを浮かべて聞きます
ナニってナニですよ!解ってますよね?
察してるなら、言わせないでください!
「言ってみて、なお」
「......こっここに。入れてくださいっ」
「ナニを?」
「............」
それ、言わなきゃダメ!?さっきのでも結構勇気出して頑張ったのに
「......はっ恥ずか~い」
「大丈夫、私しか聴いてないよ、ほら」
「先生のっおち......んで......いっぱい......突いてっださぁいぃ!!」
だっだれか!僕を穴に埋めてくれぇぇ!
「!?......なおっ、それは......少し反則だよね」
え?なに!?反則ですと?
先生の反応を見るべく顔に視線を移すと、そこには頬を少し紅くした美形がいた
っ......ちょっと可愛いじゃないか
「見ないで」
いきなりグルッと裏返しにされて腰を高く持ち上げられるとズンと先生が入ってきた
「いやっ......あっあついっあついぃ」
内側を焼けるような熱さが支配した
無意識に腰が動く
クチュッグチッニュクッと粘着質な水音が広がる
「なお、ハッ......やらしいね。腰が動いてるっ」
「だって......きもちぃ」
「ハッ......ウッアッ......良かった」
1人じゃ意味がない独りは嫌だ
「せっ先生ぇも......きもちぃ?」
「うんっハァッ......気持ちいいよ。持ってかれそう」
余裕のない声を耳にし、安心する
よかった、独りじゃない
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