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第38話

“アデュー” 文が提案した作戦は、こうだった 望月先生に男の人と晩御飯を2人っきりで食べに行くことを仄めかすメートを送る そうして、その相手が望月先生に電話をかけて挑発する そのまま、その相手とお食事しにいく 勿論、文と遥も一緒だ 2人っきりでというのは見せかけ。ハッタリだ 『でも、その男の人って誰なの?協力してくれる人なんて文、心当たりあるの?』 『うん、大ありだね』 そう自信満々に言ってどこかへ電話をかける 暫くして、文が凄く悪そうな顔をして笑った ......あ、ヤバいこと考えてる 『喜んで、協力してくれるって』

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