55 / 110
第37話+α
私が執刀するオペが3件終わった
頭が上手く機能しない......書類片付けなきゃ
ブブブッと携帯が鳴り、メールの受信を表示する
“なお”
その文字をみるだけで癒される
が、その数十秒後私は仕事も手につかなくなる
“今夜は、帰りません。名波さんにお誘いをうけたのでお食事にいってきます。晩御飯は、冷蔵庫にありますので温めてください なお”
は!?名波と食卓?冗談じゃない!
とりあえず、なおに電話......
手に持っていた携帯が鳴りだす
“着信:名波”
“よっ!お疲れさん、望月!制限時間は、23:00、あと4時間ちょっとだな”
“名波......お前、どういうつもり?”
“お前こそ、どういうつもりだ?彼氏面か?なおちゃんに聞けば、お前達付き合ってるわけじゃないんだろ?彼、本人が決めたことだぞ?”
“場所を教えろ、名波”
“まぁ、いいだろう。ヒントは、あれだ。なおちゃんが好きな料亭だな。わからなきゃ俺が美味しくいただく”
“は!?この街にどれだけの料亭が在ると思う?2桁はあるぞっ”
“まあ、お前が自惚れてなきゃわからないな、アデュー”
プツッ
ともだちにシェアしよう!