94 / 110
第58話+α
一気に溢れてきたなおの不安
愛情表現が足りなかったのか?
こんなになるまで我慢していたとは......
今度の事件、私たちにとってはいい機会であるのかもしれない
「なお、私にはなおだけだよ。私は、なおだけしか欲しくない」
「......ほっ、ほんとに?」
「可愛い......その疑うお口は塞いだ方がいいかな?」
彼のシャツをスッと捲り上げて咥えさせる
ん......ふっ
小さな突起を撫でて捏ねて彼の手を自分の中心
熱をもったところへ導く
「いっ......はっ!「咥わえてて」ふっんん」
「ここを触りたいと思うのも......綺麗だと感じるのも、君だけ。私のここは、君にしか反応しない」
ここで言うつもりは、無かったけど......
「家族に紹介してからと思ってたけど。いい機会だし。私は、なおとこの先ずっと一緒にいるつもりだよ」
んんっ......
シャツを口から外させて脱がせる
「まだ、指輪はできてないけど。なお、私と結婚してくれませんか?」
「......っ!」
「結婚してください、なお」
「......ふっふえっ......よっよろじぐっお願いじまっ......ずうぅぅ。ひぐっ」
そう答えた彼の顔は、普段の可愛い顔の面影が無くなるほど涙と鼻水でグシャグシャだった
が、今までで1番愛しく思えた
「ふふっ、なお。グシャグシャ」
「......だって、伊織が泣かせるからぁ」
「うん、私のせいだ」
これから先も、なおを泣かせるのも笑わせるのも私だけであればいい
ともだちにシェアしよう!