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第61話+α
んっふぅん......んぅあっ、あっあっ
腕のなかで悩ましげな声を出す恋人のナカは、
さっき挿入れた指がもうふやけそうなほどに熱く熟していた
「私も不思議だよ。なおがいると安心する。嫌な事は、2人で半分。嬉しい事は、倍になる」
「んっ......いお、もっ安心?僕とあっ!」
共有したいと思ったのも分けてほしいと思ったのもなおが最初で最後
「ね、いお。イレテ?いっ、一緒がいいっ」
火照ったら顔で熱い息をもらしながら息も絶え絶えにそう懇願されると、断る理由がない
「なお、挿入れる、よ......っ」
あっあぁっいいっ――!
結局、温めなおした朝食を2人で食べて
私は、仕事へ向かった
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