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第145話

善くんの優しさに甘えてこれまで通り一緒に過ごさせてもらってた。 善くんとの時間はとても心地いい。だからこのままじゃだめな気がする… 善くんは俺を好きだと言ってくれたけど俺の心はちっとも揺れない… こんなのだめだな…善くんに…申し訳ない… 「もしもし。善くん俺今日行けないや」 『そう…か…残念だなぁ…わかったよ…』 バイト先から善くんに連絡を入れて家路を急いだ 「静音さん。お疲れ様です」 「お疲れ様」 この子は俺のバイトの後輩くん。すごく可愛い子。俺がこの子の教育係になったから一緒にいることは多い 「ご飯いきません?」 ずっと誘ってくれるけど善くんのとこに行っていたからずっと断ってた 「あぁ…ごめん。行けないや」 「そうですかぁ…」 うっ…可愛い…実は好きとかは違うけどこのしゅんとした表情に俺は弱い。 「また今度ね。」 「はい…」 彼をくしゃりと撫でその場を立ち去った

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