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第168話

「善くん?どしたの?」 「眞也…が…静音くんで…いった」 「へ?」 「やっぱ…心配だ」 「何が?」 「…静音くんはいろんな男を虜にする魅力があるでしょ?俺はずーっと嫉妬しなきゃだなぁ…と思って」 「あぁ。それはそっちだよ?善くん」 「俺はそんなことはない」 「無自覚…」 「は?」 「無自覚なの?あのさぁ。俺がどんだけ心配してるかわからないの?ちょっとのことで熱出すくらいだよ?善くん。俺ね、多分一途なの。まぁ。あさちゃんのときはそれがおかしな方向にいっちゃったから大変なことになっちゃったけどね…だけど本当に好きな人は変わらなかった。知ってるよね?」 「うん…」 「その俺が泣くほど好きでしかも熱出しちゃうほどだよ…だから…俺の思いを信じて?嫉妬はまぁ…嬉しい…けど…当て付けみたいに今回みたいなことはもうしないで?俺も善くんがやだって言うことはしないから…だから…俺を…ずっと…愛して…」 「静音くん…」 「大好きなんだ…どうしょうもなく…善くんのこと…だから…」 「っ…」 本当に本当に大好きで大切で本当は人に見せたくない…だって本当に善くんは非の打ち所がない…本当に素敵な人なのだから… 俺よりも年上で大人で…俺はやっぱり気後れしてしまうこともあるけど…それでも…善くんを愛しているから …ねぇ…信じて…君がずっとずっと俺を思ってくれた…愛してくれた…だからこそ俺はあさちゃんとのことも乗り越えられた…だから…お願い…ずっとずっと愛されるということを感じさせていて欲しい… 俺も沢山愛を返すから…だから…   「静音くん…ありがとう…俺を選んでくれてありがとう」 二人で泣き顔で笑い合ってそっと手を重ね寄り添う   願わくば…こうして一生隣にいて欲しい…隣りにいたい…愛したい…愛されたいんだ… 完

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