「ひあッ…！や、やめてえ、出させてえ…」 全裸である彼方と違って、彼はチョコレート色のスーツを着たままだった。細い銀縁の眼鏡をかけている四十路少し手前だというが、やっと社会人５年目を迎えた彼方と同世代に見えるほど若々しい。 「可愛いね……」 彼は大きく開脚された彼方の前で膝をつき、まるで観察するようにぐちゅぐちゅと彼方のペニスで遊んでいる。こういう時の彼は、まるで熱に浮かされたような口調で「可愛いね」としかいわない。