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第3話

都心の夜景が一望できる高級ホテルのスイートルームで、彼方は長年不倫関係を続けている上司とひたすら情事に耽っていた。セックスしかしないのに、夜景も美しい家具も必要ない。しかし、彼にとっては高価なホテルの一室でまるで人体実験でもするように彼方の体を弄ぶのが一番の快楽であるらしかった。 「彼方くんはこれが好きなのかな?」 ストローで飲み物をかき回すように、銀色の棒がゆっくりと回される。そのもどかしい動作に彼方は恥も外聞もなく、裸の体をキングサイズのベッドの上で激しく上下させた。

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