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秋3

「笹川……君?」 笹川君の目の前では、僕の立ち上がった熱い芯が心許なく揺れている。その先からは溢れ出た蜜がつーっと根本まで伝い落ちていく。 戸惑う僕の腰を掴んで笹川君が僕の下腹部に顔を寄せた。 「あ、や……、そんな、笹川君っ、あんっ!」 伸ばされた舌先で蜜を掬い取られ、震えるような快感が全身を突き抜けた。 「ああ、んんっ、さ、笹川、君……っ」 熱く湿った舌に何度も何度も先端を舐められる。僕はガクガクと震えてしまう自分自身を抱き締め、喉を反らして刺激に耐えた。 舐めとられても、舐めとられても、強まる快感に余計に蜜が溢れてしまう。僕は視界が潤むのを感じ、思わず目を瞑った。口元からは熱い吐息が零れ出る。 「や、それ以上、したら、僕……、もう……っ」 涙声で懇願すると、笹川君は「ふふっ」と小さく笑って、やっと舌を離してくれた。そっと目蓋を開けると、笹川君は腕を伸ばしてキッチンの戸棚から何かを取り出す。 「手近にあるもので、すみません」 そう言って、瓶を傾け、指先に絡ませたのはオリーブオイルだった。その指先を前かがみにさせた僕の背後にそっと持っていく。 「あ、ふ……」 エプロンの隙間から見えている臀部を伝って、窄まりに行き着くと、確かめるようにオイルを塗り付けられた。 「んんっ」 僕は思わず目の前の笹川君の首筋に抱き着いた。ぬるりとした指先が、ツプリと僕の中に入ってくる。 「ああっ、あん……っ」 出し入れされるたびに、くちゅりくちゅりと粘り気のある淫猥な水音がキッチンに響いた。 「あっ、ああっ、あ」 笹川君の太い指に最も敏感な箇所を擦られるたび、僕は小さく震えて嬌声を上げる。 閉ざされていた場所は笹川君を欲して、次第に潤んでいった。 「も、大丈夫ですか……? 俺、もう限界かも」 充分に解れたそこを指で掻き回しながら、笹川君が苦しげな声で訊いてくる。 「うん……っ」 僕も早く欲しくて堪らず、すぐに頷いた。 笹川君は僕から指を引き抜くと、スラックスのベルトを解き、ファスナーを下ろした。そして、僕をシンクから降ろし、片腕で抱き締めると、もう片腕で左足を抱え上げる。 「優さん……」 「あ……っ!」

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