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第9話
海が倒れて以来、食事の際は
必ず帝と食べるようになった。
「体調はもう大丈夫か?」
「はい、食事をとってよく
なっています」
帝はそれを聞いて安心した
表情を浮かべた。食事を
済ませ、2人は会議堂へ向かった。
「帝、今年は作物が育たず穀税
が納められていません」
「今年は量を減らそう。
宮廷でも作物を作れるよう
工夫しなければならない。
早急に取りかかれ」
今日は税官と会議をしている。
海は常に帝の隣にいるため
毎日会議や書物を読んでいる
帝の体調が心配だと思っている。
ここの所あまり寝てないのも
心配する要因の一つだ。
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