9 / 15

第9話

海が倒れて以来、食事の際は 必ず帝と食べるようになった。 「体調はもう大丈夫か?」 「はい、食事をとってよく なっています」 帝はそれを聞いて安心した 表情を浮かべた。食事を 済ませ、2人は会議堂へ向かった。 「帝、今年は作物が育たず穀税 が納められていません」 「今年は量を減らそう。 宮廷でも作物を作れるよう 工夫しなければならない。 早急に取りかかれ」 今日は税官と会議をしている。 海は常に帝の隣にいるため 毎日会議や書物を読んでいる 帝の体調が心配だと思っている。 ここの所あまり寝てないのも 心配する要因の一つだ。

ともだちにシェアしよう!