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初めは違和感。 そこ何かを入れるのは記憶にある限り初めて。超健康優良児な俺は記憶がある年齢になってから座薬なんかも使ったことないし。 おにーさんは奥に入れてきたりすることなく、クチュクチュと少し入った指を動かすだけ。痛くはないけど、気持ちよくもない。 何度と何度もローションを足してくれて、少しずつ奥に奥に進む指。一本とはいえなんか、すごい違和感。 「痛い?」 「いた、くはない、けどぉ」 「けど?」 「気持ち、よくもない」 「ならいい」 うぅ、あんま動かさないで。違和感すごいんだから。何かを探るように指を曲げるおにーさん。あれかなあ、前立腺。男にしかなくてなんでもすごい感じるとかいうところ。本当かどうかは試したことないからわかんないけど。 しばらく探られてるうちに俺のおちんちんはすっかりお家に帰っていたのに気にすることなくおにーさんは俺の中を探る。そんな時、おにーさんがニンマリ笑って指を曲げた。 「この辺?」 「いたぁあっ!!痛いっ!おにーさん!?」 「痛い?」 「ああっ!いやっ、痛い!ッ、いったぁい」 おかしいなと言いたげに俺を見てクイクイそこを押すおにーさん。押されるたびに痛くて叫んでるのにおにーさんは全然やめてくれない。 「いやっ、やだあ!おにーさんっ、痛いぃっ!」 「しゃあねえな」 「うぅ、ごめぇえ!ちょっ、ああっ、やだぁあ!え、な、なんでぇっ」 「痛い?」 「ッ、あっ、痛いっ、痛いよおっ」 おにーさんが俺の性器を触ってきて気づいた。お尻に指を入れられて、違和感に萎えてたはずなのに勃ってる。おにーさんは俺の反応を見ておかしそうに笑う。こうなってることを、心底面白いと思ってるような、そんな顔して俺を見る。 「やぁっ、やだ、触っちゃ、やだぁあ!」 「どっちを?」 「ふっ、ああっ、や、ど、どっちもお!」 そこを押されると本当に痛くて、でもおちんちんも触られたらそっちは気持ちよくて、だけど痛くて、また訳わかんなくなる。 「これは痛いんじゃなくて気持ちいい」 「ちがぁっ!いたっ、いもん!」 「痛く感じるほど気持ちぃだけ」 そんなの嘘だと首を振る。気持ちよすぎて痛いなんて絶対ない。痛いもん、痛いもん。 「うぅっ、もぉ、やめっ、ひゃあ!先っぽは、だめぇえ」 「うぁっ、やぁんっ、んンっ、あっ、あっ、いたっ、あっ」 前を擦る気持ちよさがほとんどで、それに飲まれそうになると指をぐいっと曲げて痛いところを押す。おにーさんがいくら気持ちいいと言ってもそこは痛い。 「やだあ、触ん、ないでぇ、痛いのっ」 「それは無理。優しくしてやるから」 「嘘ぉ、痛いもんっ、いやっ」 「そういうのは萎えてから言え」 「うあッ、ひゃんっ、だっ、てぇえっ」 だってそんなん、おちんちん触られたら男はみんな気持ちいいって!それにおにーさんの手ってあったかいし大きいし力加減が絶妙でたまんないんだもん。 「いたぁい、ッぅ、おにー、さぁんッ、やだぁ!」 「大丈夫」 「ふっ、な、にがぁっ!もおッ!」 人ごとだと思って!大丈夫じゃないから! 「あんま育てんの好きじゃねえけど、痛い痛い言いながら勃たせてんのは面白えな」 「んあっ、性格っ、悪い、よおっ!」 「ああっ!!痛いっ!やめっ!いや、やめてっ!!」 性格が悪いと思ったことを言えば、前を擦るのをやめて痛いところをグリグリと押される。それは俺にとっては痛いだけでさらに叫ぶことになるけど、それでもおにーさんは楽しそうに俺を見るだけでやめてくれる気配は全く無かった。 「ああっ、ごめっ、ごめ、なさぁっ、やめっ、痛ぁいのっ、やめてぇっ」 「ひぅ、いたぁい、うぅ、ごめ、なさっ、やめてぇっ」 ごめんなさいとやめてを繰り返す。 おにーさんは満足そうに俺を見て、視線を俺の下腹部に移す。それを追って自分の下腹部、おちんちんを見たら間違いなく勃っている。こんなに痛いのに、痛くて涙が出てるのに、勃ったまま全然萎えてない。 目に見えるそれが現実で、痛いのか気持ちいいのか分からなくなってくる。 「ゔぅ、おにー、さぁん、やめ、てぇ。お願ぃ、やだっ、やだぁ」 「俺は性格が悪いんじゃねえよ。歪んでんの」 「ぅ、あ、うんっ、分かったぁっ!分かっ、たからあっ!もお、痛いのやあっ」 歪んでるのも大問題だと思うけど、痛くて痛くて、だけど自分のものを見ると全然萎えてなくて感覚と視覚が一致しなくて訳わかんない。 そんな訳わかんない俺を、さらに訳わかんなくさせる人が意地悪く笑った。

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