俺の返事を聞いて嬉しそうに笑ったおにーさんがキスをしてくれる。器用な手は俺の服を脱がせていて、俺もおにーさんの服に手をかける。 当たり前だけど、乳首があって興味本位で軽く撫でてみる。 「………何してんの？」 「穂高さんの乳首を触ってみた」 「そんなことしなくていい」 「むー」 「お前はフェラだけ出来たらそれでいい」 男としてはフェラはされたいんだけどな。 「ああ、ごめん」 「うん？」 「お前はフェラよりイラマチオの方が好きそうだったな」 さらにひどい言われように泣きたい気持ちもあるけど、その通りだ。頭を抑えられて、逃げれなくて、口の中いっぱいに犯される感じがすごくいい。 「誠ってここ、弱いよな」 「んぅ！？ふぁ、んっ」 言うなり俺の口に指を突っ込んで、上顎を撫でる。ゾクゾクと快感が走り抜ける。おにーさんのいうように、本当にそこ弱い。弱いからやめてと言いたいのに指が入っててまともに喋れないし、その口は俺の乳首に降ってきて甘く吸ったり、噛んだりと忙しくてびくびくと体を震わせて必死に耐えた。 俺の口の中から指が抜かれるとそれは唾液で濡れていて、そのまま俺の乳首をキュッと抓る。すでに噛まれた乳首にそれは痛くて、いやと体を捩ると抑え付けられて、ゾクゾクと快感が這い上がった。 「い、ぁっ、もぉ、痛いぃ」 「大丈夫」 「ひぁっ、あっ、ぁ」 痛いって言ってるのにそこに舌を寄せて労わるように舐める。散々いたぶられたそこはそれでもジンジンと痛い。 乳首から離れた手はどんどん下に降りて行って、俺の性器に触れる。とろっと蜜が溢れて濡れそぼった先っぽがこんにちはしていて、おにーさんはそこを手のひらで撫でる。 おにーさんのあったかい手に包まれてむくむく育つそこ。 「んっ、気持、ちぃ」 「ひぁっ、痛ッ」 「どっちがいいか決めた？」 「アァッ、待っ、痛ぁッ！」 おもちゃを入れる入り口、尿道口を確かめるように開いてくるからちょっと痛い。多分意地悪で、爪もちょっぴり立てられて痛いんだけどこのくらいじゃ萎えない。 痛いといえば舐めてくれるらしいおにーさんは俺のおちんちんの先っぽをパクッと咥えて、先をこじ開けるようにグリグリと舌を押し付けてきて…………気持ちいい。 先っぽを労ると全体を口に含んで動かしてくれて、その絶妙な力加減や動き方にすぐにいきそうになる。 「ぁっ、やだぁっ、はな、離し、てえっ」 「あぁっ、も、ぉ、出そぉだからあ」 「はっ、もう？」 「いやぁっ、しゃべ、んないでっ」 「気持ち？」 気持ちいいっ、気持ちいいと何度もコクコク頷いて必死にシーツを掴む。このままもう少し、もうほんの少し動いたらいけるけどそれは絶対にしちゃいけない。フェラはたまにしてくるけど、俺がうっかり腰を振ったりしたら絶対にお仕置きだっ。 耐える俺に満足したのか、根元から唇で擦るように動かれて俺は耐えれずに精液をぶちまけた。 「はぁっ、はっ、あっン」 いったばかりなのに残滓まで搾り取るように先っぽを吸われて体がピクピクと跳ねる。 はふはふと息を整えて、違和感を感じた。 あれ、俺どこに出しただけ……？フェラ、されてたよね？そのまま出したと思ったのに俺に返ってきてないよ。 「………の、んだ？」 「ん？ああ、そうだな」 「ぺっして！」 「はあ？」 信じられないと顔を覆い、ジタバタともがく。 あんなまずいの飲むなんて。 俺の精液っておにーさんのより飲みづらいのに(俺的に)。 もおおおっ！ 真っ赤になってもがく俺を気にせず、おにーさんはかぱっと俺の脚を開いてその奥に手を進めた。