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「悪かったな」 「朝くらい食べなくても平気だよ」 「あんな腹鳴らして言うことかよ」 「………平気だよ?」 話をしていたからか、朝ごはんには遅すぎて、昼ごはんには微妙に早い時間になっておにーさんに謝られる。おにーさんは俺がご飯を抜くことをすごく嫌がる。そのせいか用意されたお昼ごはんはいつもより山盛りだ。 「こんな食べれるかな……」 「何だかんだ入るだろ」 「穂高さんのご飯が美味しいから」 「どうも」 少し早いけどお昼ごはんにしちゃった俺たちは少し話をしつつご飯を食べる。今日の予定は?と聞いてみると特にないと言ってたから、この後はおにーさんに甘え倒せる日だと嬉しくなって笑った。 絶対に邪魔だろうに洗いものをする背中に抱きついても怒られないし、終わったら俺の気持ちを読んだように抱っこしてくれる。すりすりと甘え寄って、降ろされたのはソファじゃなくてベッド。 まあいっかとおにーさんの手を引いてぎゅうっと抱き締める。しばらくして俺の顔の横に手をついて俺を見下ろすおにーさんは、それはそれは意地悪な顔をしていた。 「………?」 「ちゃんと可愛がってやろうと思って」 聞いてない!聞いてない! しかもその可愛がるって頭撫でるとかそういうのじゃないでしょ、いじめる方じゃん。 「嫌?」 「………今日、お風呂入れてくれるならいいよ」 「わかった」 目を閉じて身を委ねようとした時、ならどっちか選んどけよという言葉が聞こえた。ハッとして目を開けるとおにーさんのどアップで、何かを言う前に口を塞がれる。 文句は言わせないとばかりに深く絡んだ舌に翻弄されて、俺はんんーっと抗議の声を上げてるのか、気持ちよくて息が漏れてるのかは自分でもよく分からない。 「はぁ、ンッ」 「まっ、まってっ」 「なに?」 「それはやだっ」 「やだが嫌」 「嫌じゃっ、ふっ、ンッ」 都合の悪いことは言わせないつもりなのか、抗議の声を上げてみるとまた口を塞がれる。 やばい、気持ちいい。苦しいくらい深いちゅーも、その舌が俺の口の中を撫でるのも、暴れるなと言うように俺を抑え付けているのもたまらなく興奮する。 おにーさんが手に持ってたのがアレでさえなければ、俺はこのまま流されてもいいんだけど……。 「大丈夫。2回も3回も変わんねえよ」 「………」 「誠」 抑える力を少し緩めて、ねだるように甘くて優しいキスをしてくるのはずるい。 おにーさんは、俺のおちんちんをいじめるのが大層お好きなようで隙あればって感じではある。だけど最初に俺が選択肢を間違えて、その後おしっこの度にひいひい言ってたことも知ってるいるからか、これに関してはある程度同意を求めてくる。 もちろん俺は断固拒否だ。痛いからではなく、気持ち良すぎて怖いから。それから、抜いたあとうまく精液が出てこないし、やっと出し切ったと思ったらおしっこは出てくるしで俺にとっては色々悲惨。 これに関しては同意を取るくらいなら無理矢理してくれた方がいいんじゃ……?なんて思ってたりもする。だってここで同意するなんて、漏らすの見てって言ってるようなもんじゃん。それなら無理矢理されておにーさんを責めれる状況の方がマシ、な気がする。 「誠?」 「………」 むっと尖った俺の唇にちゅっとして、甘ったるく俺の名前を呼ぶ。こうされると俺が頷くってきっと分かってる。 「………あんまし、見ないって約束してくれる?」 「しない」 「………」 「可愛いよ。俺にしか、見せないだろ?」 「うぅっ、ずるいっ」 ずるい。そんな風に言うなんてずるい。 それでも俺は、おにーさんの甘ったるい独占欲に、どうしようもなく溺れていく気がした。 〜 〜 〜 〜 Twitter(@ci_3510)からプライベッターを見てる方にとってはお漏らしは2回じゃないんですが、本編では2回のはずなのでこう書いてます。 どちらも読んでくださっている方、fujossy様で楽しんでくださっている方もいつもお読みいただきありがとうございます。 おかげで毎日楽しく更新させていただいております!

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