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ちゅうちゅうと吸うことをやめない俺に、おにーさんはずるっと自分のものを抜いた。俺は少し拗ねて見上げたつもりだけど、おにーさんにはそう見えなかったらしい。 「イイ顔。んな美味い?」 「頭がぽおっとする」 そんな効果ねえよと冷静に突っ込んでくれたおにーさんは俺のことを抱き上げてベッドに乗せてくれる。 俺の服を脱がせて、ドロドロの手も拭いてくれた。 おにーさんのことを引っ張って自ら押し倒される姿勢を取って、ちゅっとキスする。 深いキスをしないのは、俺なりに一応気を使ったつもり。 俺は自分の精液を飲まされるから今更だけど、さっきおにーさんの飲んだしね。そんな遠慮が伝わってるのか、俺の乳首をくりくりと撫でる手は優しい。 優しいキスと愛撫にうっとりしてたら、唇をこじ開けるようにおにーさんの舌が入って来て俺の舌は簡単に絡めとられる。おにーさんが嫌かなと思ったのに、良いのかな。 「ふぅ、っ、ンッ」 「ンンッ!はぁ、ぁっ、ンッ」 馬乗りに近い体勢で、俺の足の間に入った膝が俺の性器を押す。一回出してるし、今も気持ち良くって主張してるそこには痛いくらいの刺激。 「気持ちい?」 「ンッ、気持、ちぃっ」 ちゃんと返事をするとまたキスをしてくれて、その唇が少しずつ下へ下へと下がっていく。 首はつうっとやらしく舐めるだけ(ここに鬱血痕を残されると翌日の俺が怒る)。 服で隠れるようなところになってくると、吸ったり噛んだりして独占欲の現れをたくさん残してくれる。 すでに力なく開いていた足を撫でながらもう少し開かされてらおにーさんがその中心のごく近くに唇を寄せる。ちゅうっと言うには可愛すぎるくらいキツく吸われて、子どもみたいな性器とは似つかわしくないものが咲いた。 「ンンッ、穂高っ、さん」 「ん?なに?」 ちゅ、ちゅと太腿にキスされて、吸われて、もっと奥の、おにーさんしか知らないところを触って欲しくておねだりする。 いつの間にか出されていたローションを使って、おにーさんがゆっくり中に指を埋める。まずは1本、中をほぐすように動く。 「ひあっ!ァッ、いやっ、そこはいやあッ」 「うるさい」 「ンッ、ぁぁ、あっ、気持、ちぃ」 「ああっ!やっ、、吸、わなぁ、でっ」 お尻に入った指をくにくにと動かして、たまにいいところを、前立腺を擦っていく。お尻でいくにはおにーさんのおちんちんが必要だから前戯から触られるといきたくていきたくて仕方ないのをずっと我慢させられるやだ。 「いきたかったらいっていいよ」 「へっ?」 「いいよ、今日は好きなだけいったらいい」 そう言って俺のものを深く咥えて、お尻に入った指も頃合いを見ながら増えていく。 じゅちゅ、なんてやらしい音。 体を逸らして快感を逃そうとしてもお尻もおちんちんもすんごい気持ちいいから俺は打ち上げられた魚みたいに跳ねることしかできなくなって、おにーさんの手に、舌に翻弄されて何度もいかされた。 「ぐずっ、穂高、さんっ、もぉ、入れてえっ」 「欲しい?」 「ぁっ、んっ、ちょお、だいっ、入れてっ、もっと、気持ちくしてえっ」 ぽろぽろと気持ち良すぎて涙が溢れて、そんな俺の涙をちゅっと舐め取りながらいいよとおにーさんは答えてくれる。手早くゴムをつけて、俺の足を少し抑えてぐっとそこに押し当てると飲み込むように入っていった。 「すっげ、中熱い」 「ん、あっ、言、わな、ぃでっ、はぁっ、アッ」 「そんでもってやわかくて気持ちい」 「ッ!!!もぉやめてえっ」 いやいやと首を振って、聞きたくないと耳を押さえる。 自分のそこの感想を聞くのは、聞くに耐えない。 「あっ、まっ、もぉ、入んないぃっ」 「まだ、入るって」 「ああッ、ふぅっ、ンッ」 いくらぐずぐずに慣らしてくれても、そもそもおにーさんの指よりもおちんちんのが長い。 もうちょっと、とおにーさんが呟いて少し抜いてからぐっと奥まで入れると俺のお尻に肌が当たって、最後まで入ったのだと知る。 相変わらず大きいことで……と皮肉めいたことを思ってみても、俺の口から漏れるのは苦しげで、それでいて妙に艶のある吐息だけだった。

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