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絡む舌と、触れられる乳首だけで俺の体は大喜びで少し気持ち悪い。 おっきしたおちんちんの先から溢れたものでパンツが濡れて、気持ち悪い。 「ほ、だか、さ……パンツ」 脱がせて欲しくてねだると乳首を触っていた手が下の方に滑っていく。 脇腹は少しくすぐったくて、パジャマの上からそこを撫でられるとぞわぞわと快感が蠢いた。 「ぁっ、直接、触ってぇ」 「はいはい」 いつもの返事と、ちょっと雑な脱がし方。 それが心地よくて、うっとり目を閉じる。 俺の足からスルスルとパジャマとパンツが抜けていって、穂高さんは俺の足から、今度は上を目指して手を滑らせる。 「ンッ、」 「ひぁっ、ぁ、」 たまに、いたずらに唇が押し当てられて吸われるのが堪らない。もっともっと、たくさん付けて欲しい。 「もっと」 「うん?」 「もっと、付けて。噛んだのも、付けて」 自分が思った以上に甘ったるい声が出た。 そんな俺の言葉を聞いてニンマリと笑った穂高さんに、俺はゾクゾクとした何かを感じた。 えっちなことをしてる時、穂高さんはよくあの顔をする。よく、あの目で俺を見てる。 歪んだ愛欲が、暗くて熱い、そんな目。 あの目は苦手だ、あの目で見られると思うと恥ずかしいやら気持ちいいやら、よく分からなくなる。 「ぁ、だめっ、いたっ」 「噛めって言ったの誠だろ」 「ちがっ、その、目、やだっ、見ない、でっ」 「嫌」 嫌じゃないから! 俺が嫌だから!そう思うのに、きつく噛まれて悲鳴を飲み込んで、痛いところを舐められて宥められてると文句は口から出てこなくなった。 際どいところまでしっかりと吸い付いてきて、その先で今か今かと待ち侘びてる俺のおちんちんはとろとろとはしたなく蜜を溢している。 「も、おちん、ちん、も、触ってぇ」 「ぐちゃぐちゃだな」 「んっ、ぁ、穂高、さんが、えっち、だから」 「えっちなのは誠だろ」 そんなことない、穂高さんの方がえっちだと思う。 同じことを俺がしたとしてもえっちな空気にならないと思うもん。 そう、そんな風に、見せつけるみたいにフェラとか、俺は出来そうにない。 「んっ、ぁっ、ぁ」 ぢゅっ なんてえっちな音が聞こえるけど、手加減をされているのはよく分かる。俺が弱い先っぽばっかりいじめないで、竿から全体をゆっくり舐められているからすぐにいきそうな辛さはない。 「きも、ちぃ」 素直にそうこぼすと、ご褒美にカリのところをぐるっとひと舐めされて、きっと俺のおちんちんは蜜をこぼした。それも穂高さんがぢゅって舐めとった気がした。 そうして気持ちいいに感じ入ってたら、お尻をぺちりと軽く叩かれて穂高さんに視線を移す。 「ここ」 「う、ん?な、に?」 「自分で触ったりしてないよな?」 「して、ない」 ふるふると首を振って否定する。 そんなところ自分で触ったりしないもん。 「ここに入っていいのは?」 「ぁっ、ほ、、穂高さんっ、だけぇっ」 「いい子」 ご褒美はお尻への刺激と、手加減のないフェラだった。

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