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2-166.
ローションを取るために体が離れるのが惜しくて、回した腕に力を入れて引き寄せる。
「誠」
「………」
「ローション取るだけ。冷たいままとか嫌だろ」
「や、だけどぉ」
でも離れるのもやだと拗ねた口調で言えば、穂高さんは俺を抱き寄せて体を起こし、自分の太ももに跨らせるように俺を乗せた。
俺は勝手に穂高さんにちゅっちゅするし、穂高さんはローションさえ取れれば後は見えなくてもなんとやら。
くちゅっと音がすると、穂高さんの手が俺のお尻を撫でる。何度も受け入れたことがあるそこをローションに濡れた指がそっと撫でる。
十分にローションが馴染んでから、ゆっくりと指が入ってくる。
「ンッ、はぁっ」
「痛くない?」
「ぅ、んっ、」
痛くはない、もどかしいだけ。
ちょっと最近忙しくてしなかったなって時、穂高さんはすごく慎重に俺の体を開いていく。
最初は浅く、徐々に深く入ってくる指。いたずらにいいところを引っ掛けていくのは穂高さんの意地悪なところだと思う。あと、焦らしてくるのも。
「も、っと、そこっ」
「ここ?」
「ひぁっ!ぁ、そ、そおっ」
指1本なんかじゃ全然物足りない。
「たり、ない、よおっ」
「気持ちよくない?」
足りない、いやいやと泣いてしまいたい俺の頬や口に唇を落として、やっぱり意地悪なことを聞いてくる。それに首を振って気持ちいいと伝えると、ちゃんとご褒美が与えられる。
「口開けて」
「んっ、ふぅ、ァッ」
俺の口の中で好き勝手暴れる舌があつい。時に上顎を撫でられて、息をする暇もあんまりないのにお尻に入る指を増やされる。
「ふぅ、はぁ、ぁ」
「んンッ!!ふっ、ンッ」
さっきまでと違って、俺のいいところにずっと触れてくる指と、ずっと塞がれた口。少し息が苦しくて、酸素を求めて口を少し大きく開けると、食いつくみたいに深く舌を絡まされて、欲しかった酸素が得られない。
「んうっ、ふっ、ぅ」
やばい、気持ちぃ。
酸素不足で頭が回らない。でも、穂高さんのあつい舌が触れるところが気持ちいい。
「んんンッ、んっ、ふぅっ」
頭が溶けそうでも、体は正常に酸素を欲して、穂高さんの肩に乗せていただけだった手でぺちぺちと穂高さんを叩く。
その合図をきちんと汲んでくれたのか、穂高さんは最後に上顎を撫でて口を離してくれた。
「はあっ、はぁっ」
「………」
「ひぁっ!ぁ、ふぁっ、指、待っ、ァッ」
やっと解放されたのに、さっきまではゆっくりと撫でるだけだったいいところを指で強く押されて泣かされる。
「やべぇな」
「ふっ、ぁっ、あンッ、いやあっ」
「誠さぁ」
「ひぁ、ぁ、んっ」
「苦しいの好きなの?」
「や、き、きらっ、きらいっ、ンッ!」
そんなはずないと否定すると、また口を塞がれそのまま引き寄せられる。そうすると俺と穂高さんの体に挟まれた自分の性器のかたさを嫌でも感じて、ゆるく首を振る。
それはもう十分に硬度を取り戻していて、期待に涙をこぼして、俺のお腹を濡らした。
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