とにかく放ったらかしにされている俺のをどうにかして欲しくて、そのことをちゃんと伝えたくて首に回していた手でしっかりと顔を俺のほうに向けさせながら、頼み込んだにも関わらず。 津田はそれを聞いて何をどう理解したのか、何故か大きく目を見開いた。 そしてごくっと唾を飲み込めば中のものをさらに硬くさせて、いきなり大きく体を揺さぶりだし、奥へ奥へと狙うように貫くスピードを上げて激しさはさらに増す。 「あっあっ、あぁっ……あっ、くぁ……んっ」 激しさを増すほどにお互いの息も荒さを増していく。 「ハッ、ハッ……先輩…ッ…先輩……」 すると何かが弾けたようにビリビリと足先から脳天まで痺れるような感覚が駆け巡り、その刺激が原因なのか先走りがあり得ないくらいドクドクと出て来て信じられないくらい厭らしい音が自分の下半身から響いてきた。 「あっ、はぅ…んぐ……っ…お、うた……」 突くときも引き抜くときも強烈に引っ掛かり擦られるような刺激を前立腺に与えられ、内側から破裂しそうな快感はあるのに達せないもどかしさでおかしくなりそうだ。 触れて欲しいのに忘れられている俺のモノがパンパンに張り詰め今にも爆発しそうなのに、感じているのは体の奥のほうからこれまでに経験したことのない大きな何かがこみ上げて来る気がした。 これまで感じたことのないその大きな波に飲まれれば、何もかもを支配されてしまいそうな気がして恐怖すら感じる。 「お…たぁ…っ怖……ぃ、あぁっ、あっ…や……」 「先輩…ッ…先輩……先輩……」 すっかり発情した雄と化した津田は、俺が涙目で訴える姿にさえ興奮しているようにさらに腰の動きを速めていく。 くそっ、これは絶対に後でお仕置きしてやる！ そんなことを思うも。 また快楽の波にその気持ちもろとも飲み込まれ、今にも限界を迎えようとしているのか体がビクビクッと大きく反り返り、無意識に津田を引き寄せ首にしがみ付くと思わず爪を立ててしまっていた。 こんな、怖いくらいの快感なんて知らない。 そして何かの弾みでその快楽のピンと張り詰めた糸が切れるかように、体の中で何かが弾けたような感覚があった。 「あ、…────────あぁッ!!!!」 一瞬、目を見開き。次に襲ってきた今まで味わった事のない気持ち良さの波を全身に受ける。 自分の意思とは関係なく腰がビクンビクンとしなり、言葉にならない声が出て、ばたつく足は何とかしがみ付くように津田の腰に巻き付け、射精など問題にらないほどの快感にきつく目を閉じた。 腰がガクガクと揺れるたびに中にある津田のを締め付けて、その硬い感触すら気持ちよくてたまらない。 「あっ、うぐっ……ん…んん……あっ」 指先や足の先まで震えて、全てが気持ちいいとさえ感じてしまうような、物凄い感覚にただ体を痙攣させることしかできなかった。