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第34話

部長はそのまま気を失ってしまった。 あー… 訪れる賢者タイムとともに、後悔が押し寄せる。 相手は男なうえ、自分の直々の部長だぞ… しかも2回もイってしまった… 責任を取るのは俺だけど、部長が責任取ってほしい… 満足したかのようにすやすや眠る上司にため息をつく。 っていうか、布団汚しちゃったじゃん。 自分のすら触るのためらうのに、部長の精液を洗うなんて… ん、あれ?案外抵抗ないな… 洗面台でざぶざぶとシーツを洗いながら自分に驚く。 っていうか、犠牲になったのシーツだけで本当によかった。 シーツを干して布団に戻ると、部長がぼーっとこちらを見ていた。 「あ、部長起きました?あの、すみませんでした」 「いいから。ここ」 部長が自分の隣をぽんぽん叩く。 え?布団に入れってこと? しかも同じほうに? 「いや、布団2組あるんで、俺はあっちで寝ます」 「だめ。隣」 「もうやだ…」 何が楽しくて、やっちゃった部長と同じ布団で寝なきゃいけないの…

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