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後編

「そ、それより今日は何処に行くんだよ?わざわざ車で来るなんてめずらしいじゃん」 と、話をそらすように瑪瑙が言う。 あれから幾度か瑪瑙と会ったが、俺の家では落ち着けずキス以上へと進む事が出来ずにいた。 ならばいつもと違う場所でと、真珠が忙しくなった時を見計らって車で来たのだ。 「ああ、事前連絡出来なくて悪りぃな。こっちも色々都合があってよ」 「そんな事全然いいよ。こうやって会いに来てくれんの、スゲー嬉しいし」 照れるように笑って可愛い事を言う瑪瑙。 (…………………可愛い?) ふと湧いた思いに疑問を感じたが、話を進める事にする。 「そ、そうか。ああ、明日は何か予定はあんのか?」 「ん~、夕方からバイトがあったと思うけど、なんで?なんかあんの?」 「お前さえ良ければ、遠出して泊まりなんかどうだ?」 「え?行きてぇ。全然いいぜ。遠出お泊まりやったーっ」 素直に喜ぶ瑪瑙に俺の気分もいい。 「よし。じゃあ行くか。一応、家には真珠の所に泊まるとでも言っておけよ」 と、瑪瑙に家への連絡をさせ、俺はドライブを楽しみつつ隣県の温泉宿へと向かった。 宿に着くと、すぐに大浴場の温泉に入った。足の伸ばせる広い風呂は心身ともに疲れもとれ気持ち良かった。 その際、瑪瑙の身体のチェックも怠らない。どうしても真珠と比べてしまうが、真珠に劣らず少し細身だが均整のとれた良い身体をしていた。 残念だったのは、その場にいたのが自分達だけでは無かった事か。 (…まあいい。夜までの楽しみとしておくか) そう自分に言い聞かせ部屋へと戻り、夕飯を食べる事にした。 机に並べられた料理は温泉宿ならではの料理で味は悪くなかったが、ガッツリ肉派の俺には物足りない感があった。 だが、向かいの席に座る瑪瑙は、どれも美味しそうに食べていてアルコールも入り陽気になっていた。 「…お前、程々にしておけよ」 「え?何が~?」 「ビールだよ。いくら飲める年になってるからって、飲み過ぎっと後が辛ぇぞ?」 「そんなに飲んでねぇから、大丈夫♪大丈夫♪マジュは~?マジュは飲まねぇの~?」 「…………飲めねぇんだよ」 「そっか~♪」 ケラケラと楽しそうに笑う瑪瑙。 どれ程の量を飲んだのかと瑪瑙のグラスを見てみれば、グラス半分も減っておらず瓶にもまだまだたっぷり残っていた。 「…大して飲んでねぇのに、これかよ。テメェも酒弱ぇんじゃねぇか」 「ん~。そうかな~」 座椅子に胡座をかいた状態でもたれて座り、顔を真っ赤にしてニコニコ笑っている瑪瑙。 (……これは、ダメだな) 俺が呆れた顔をして見ている間にも、瑪瑙の目はトロリとしていく。体は徐々に傾いていき、しまいにはコテンと横になって眠ってしまった。 「……はぁ」 と、俺はため息をついて、フロントに電話した。 食器を下げてもらい布団を敷いてもらうと、瑪瑙を布団へ運び寝かせる。 寝息をたてるその顔はまだあどけない。 頭を撫でてやり額にキスを落とすと、俺はその場を離れようとした。 と、浴衣の袖をつんと引っ張り、強請るような声が俺を引き留める。 「……口には、してくんねぇの?」 振り返ると瑪瑙の熱っぽい目が俺を真っ直ぐ見つめていた。 「…してやってもいいが、そこで終わりには出来ねぇぜ?」 俺は瑪瑙に顔を近づけると、試すような声音でそう囁く。 だが、瑪瑙の口からはためらいのない返事が返ってきた。 「……うん。…いいぜ」 俺は瑪瑙の唇へと噛みついた。 くちゅくちゅと水音をたて咥内を蹂躙する。まだアルコールの残る中は熱を持ったように熱い。 「…は、ぁ、…ん、くん、…は」 飲み込みきれなかった唾液が、瑪瑙の唇から溢れ首筋を伝い落ちていく。 俺はそれを追って舌を這わせ舐め取ると、瑪瑙の浴衣を肌蹴させていく。 火照った肌はほんのり色づき艶かしい。 俺は吸い寄せられるように瑪瑙の肌に唇をよせ、次々とキスを落としていく。 「…あ、…は、あぁ…」 胸の飾りにもキスを落とし舐めあげると、一際大きな喘ぎ声があがった。 「…感度いいじゃねぇか。他のヤツとヤッてんじゃねぇだろうな?」 「…んな、わけ…ねぇだろっ」 喘ぎながら必死に否定する姿が、…やはり可愛い。 「…ま、そんなこたぁ、下の孔で確かめれば一発だがな。…だが、テメェが今日使うのは、こっちだ」 俺は手を下肢へと伸ばすと、窮屈そうにしている瑪瑙自身を下着の上から掴んだ。 「うわ、あぁっ」 途端にびくっと跳ねる瑪瑙の身体。 「くくっ。掴んだだけでそんな反応して、最後まで持つのか?」 「…う、っせぇよ。…もた…して、やらぁ」 身体をびくびく震わせながらも強気の発言をする瑪瑙に、ふっと笑いを零し俺は身体を下にずらす。 両手で下着を脱がせると硬く勃ちあがった瑪瑙自身がブルンと飛び出してきた。 その先端からはすでに蜜が溢れ出している。 俺は手を添えると、迷わずソレを口に含んだ。 「…ひっ、あ、ああぁ…」 堪らず瑪瑙の手が俺の頭を掴む。だが、俺の頭の動きを制するつもりはなく添えられてるだけだ。 俺は上下に頭を動かしジュボジュボと音をたて吸い上げる。 「う、…く、ふぅ…、ん、んんっ」 必死に耐える瑪瑙だったが、俺が喉奥まで迎え入れ擦りあげると、呆気なく白濁を吐き出した。 ピンと張り詰めた瑪瑙の身体から力が抜けていく。俺はそれを感じながら喉を鳴らして白濁を飲み干した。 「…ふ、口でイッちまったな。…だが、本番はこれからだぜ」 脱力し、とろんとした顔をする瑪瑙の身体に跨がる俺。 指に唾液を垂らし、手を尻へと伸ばすと自分の後孔へと唾液を塗り込む。 徐々に柔らかくなっていく孔に指をつき入れ、何度も抜き挿ししながら中を解していった。 「…あ、…ふ、…うぅ」 俺の痴態に始めは戸惑いがあった瑪瑙だったが、次第に目が欲に染まっていく。 瑪瑙自身もまた完全に勃ちあがり硬度が増していった。 「…く、いい顔してんじゃねぇか。…俺がテメェを、男にして…やるよ」 俺は妖艶な笑みを浮かべると、瑪瑙自身を自分の後孔に宛がい、ゆっくりと奥まで飲み込んでいった。 「…く、は、ああああぁ」 だが、イッたばかりで敏感になっていた瑪瑙が呆気なく2度目の射精をしてしまう。 「…おい。…まさか挿れただけで、イッたのか?」 「…はっ、はぁ、…初めて、なんだから…し かた、ねえだろ。…すこしは、…加減しろ よ」 「ははっ。悪りぃ。テメェが可愛いからついな。…でも若けぇんだから、まだイけんだろ?」 俺は挑発的な物言いで瑪瑙を煽り自分の中の肉棒を締め上げる。 「くっ。…ったりめぇだ!テメェこそ若さの前に音を上げんなよ!」 「は、上等だ」 そうして俺は挑発と煽りを繰り返し、瑪瑙を俺好みの雄へと育て上げていくのだった…。

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