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第2章 オーディン 【4】ほんの少しの痛みすら与えることは許さない
次の夜も、深い眠りに落ちているシルヴィのベッドに侵入する。
シルヴィの夜着をまくりあげ、素肌のお腹に触れる。
なんという感触、女など比ではない柔らかさに触るのが怖くなる。
エーリスの民とは皆このようなものなのだろうか?
唇でもその柔らかさを堪能した後、ボタンを全てはずし、その裸体を観察する。
ほっそりとした体は着替えの時に見たままで、真っ白な肌が光り輝いている。
ツ――と指を腹から胸へとすべらせるとピクリと反応した。
指をそのまま桜色の胸飾りにすべらせる。小さな尖りはささやかで、その存在までがシルヴィ自身のように儚げだ。
シルヴィの体を両腕で抱き上げ、桜色に色づくそこに私の口づけを授ける。
あぁ…早く私のものにしたい
あせるなと諌める心に、私はもう十分に待ったではないかと反抗心が沸き起こる。
舐めあげ吸い付くと、私の唾液でいやらしく光る尖りが先程よりわずかにふくらんだように見えた。
あぁ…私のしたことに反応しているんだ。
存分にそこをかわいがった後、私は禁断の下着に手をかけてしまっていた。
シルファ製の下着は、裾が広く容易に手の侵入を許す。
恐る恐る手を差し入れ、透ける布越しに場所を確かめそっと手を這わす。
脱がせてしまえばよいではないかと自嘲する。
否、この1つ1つの焦れるほどの行為が貴重でかけがえのない瞬間なのだ。
布越しに顔を寄せてみる。
クッタリとしたそこは、柔らかで禁断の聖地のように見えた。
私だけがここに侵入することを許されている―――
興奮を抑えつつ、5本の指で聖なる棒を掴んでみた。
ここに触れたことのある者はいるのだろうか?
シルヴィには婚約者はまだいない。そのうちに帝国の王族から選ばれる予定だった。
属国の王族の婚姻相手はシアーズ帝国の王族から選ぶように取り決めたのは5年前の私だ。
そのようにしてシアーズの血を属国に広め、未来の全土統一に向けての布石とするのだ。
だが婚約者がいないとはいえ王族のたしなみとして、シアーズのようにソレ用の女が与えられている可能性はある…。
許せぬ―――己の想像に腹が立った。
脱力しているシルヴィの足元に回り込み、両足を抱えあげ下着に手をかける。
許さない、私以外がこの者に触れるなど許せるわけがないのだ。
スルリと下着を抜き去り股間を凝視する。
なんと…そこは無毛だった。
いや無毛に見えただけで、髪と同じプラチナブロンドがささやかに生えてはいた。
体中の血が駆け巡り、下半身に集まるのを感じた。
私の興奮は最高潮に達していた。
すべらかな太ももに手を添え、禁断の聖地に目を落とす。
慎ましやかにピンクに色づくそこも無毛で赤子のようだった。
突き入れて征服したい、欲望を押さえる限界を感じた。ダメだこのままでは…
眠るシルヴィの半開きになった口腔を貪りながら、夜着をずらし自分のペニスを上下する。
唾液を送り込み、再び吸い上げ口内を縦横無尽に舌をさまよわせる。
起きているシルヴィと早く繋がりたい。
首筋に吸い付きたい衝動を抑え、脇腹に吸い付き所有印を残す。
ペニスを柔らかな腹に押し付けるようにしながら、胸の尖りを刺激し摘みあげた。
キュッと体を縮みこませるシルヴィに興奮が止まらない。
こんなことをしている時間はないのに。
さっさと欲を放って、続きをせねばならぬのに股間の獣が言うことをきかない。
右手の動きを早めながら、シルヴィの聖なる棒に舌を這わせる。
獣のようなうめき声を上げながら、初めて自慰をしたときのような快感が全身を貫いた。
はぁはぁ…と整わぬ息のままシルヴィを見る。
腹から胸にかけて解き放った精がテラテラと光っていた。
この者を汚していいのは私だけだ。
放精して落ち着いた私は、先程までの行為に戻るべくシルヴィの体を清めた後、再び足元にうずくまる。
両足を肩に担ぎ上げるようにして、その秘部を顕にする。
その汚れなき聖棒に、更にその奥の聖地に舌を這わせる。
『ほんの少しの痛みすら与えることは許さない、あせるな』と自分に言い聞かせる。
手にしたローションを冷たい感触がなくなるまで、手のひらで馴染ませた。
いよいよだ…
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