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第3章 二人の未来 【6】真愛
「うっ…く ふぅん…」ピチャ…プチュ…
座っているオーディンの横に四つん這いになり大きなオーディン自身を口いっぱいに頬張るが、長大すぎるソレを根本まで含むことは叶わない。
こんな凶悪なサイズのものを受け入れてたなんて信じられない。
同じ男なのでどこが感じるかはわかってるつもりだけど初めての行為でうまく出来ず、喉奥に当たって嘔吐いてしまう。
苦しくなって咥えるのをやめ、先端の括れに舌を沿わす。
ビクンッとオーディンが体を震わせ、『あぁ…』と吐息を漏らす、感じてくれてると思うとボク自身も興奮してユルリと立ち上がるのを感じた。
唾液を絡ませ根本から先端まで何度も舐めあげ、鈴なりを口内に導きキュッと吸い上げる。
その間に両手で根本をさすり睾丸をもみながらオーディンを見上げる。
オーディンは大きな手でボクの頭を優しくなでてくれる。
官能的な表情のオーディンはすさまじく色気があって、かっこよくて男らしくて、そんな人がボクで興奮してこんなにも反応してくれてることが嬉しくてたまらない。
(もっともっと感じてボクで何度もイッてほしい)
舌の付け根が疲れたので一旦離れ、手で竿から睾丸、裏筋へと唾液とオーディン自身の先走りの透明の液体を塗り拡げ動きを早める。
「シル…こっちに」
腰をグッと引き寄せられ下着をずらされる。
お尻をオーディンの手でなでさすられ、立ち上がりつつあるペニスを掴まれる。
「あうんっ…ゃ……」
ボクが攻めていたはずなのに、いつの間にか主導権を奪われそうになっている。
負けまいと再びオーディンのペニスをズズズと喉奥にまで咥え、頭を上下する。
口をすぼませ、快感を煽るように音をたて吸い上げる。
「ふんっ…ぐ…んっ!」
…ジュポ、ジュポッ…
「あぁ…シルヴィ…!も…あぁ、―――!」
睾丸がせり上がり固くなってボクの口の中でグンと質量を増したオーディンの限界を感じ取る
(イッて…!ボクの手で、舌で感じて…!)
ボクの後頭部に手を添え、髪を掻き上げるかのような動きをしたかと思うと、すごい力で頭を股間に押し付けられた。
「あ―――っ!イク―――い、っく…シル…愛して、るっ…あぁ…」
腰を打ち付けるように何度も喉奥を突き上げられ、嘔吐感に苛まれながらも感じてくれているという事実がボクを幸せで包む。
大量に吐き出されたソレを飲み込もうとがんばったが、咳き込み口からはずれてしまった精液が宙を舞うのが見えた。
「うっ…ご、め…ゴホッ」涙目になりながら謝るボクをギュッと抱きしめ、目元に色気を漂わせるオーディン。
軽々と膝に抱き上げられ、口から溢れた精液を指で拭ってキスをしてくれた。
精液まみれの口内をオーディンの舌でまさぐられる。
上顎をベロンと舐められると快感が脳を揺らす。
歯列をなぞられ、舌をからめられ唇ごとオーディンの口内に導かれる。
頬を髪をなでていたオーディンの手を取りボクの下肢へと導く。
「……オーディ…して…」
羞恥心に耐えながら自分からねだる、ボクももう限界なんだ。
何度もイカされたペニスではなく後孔へとオーディンの手を導いた。
「もう散々広げたでしょ…? お願い…今日こそ優しくして、…ね?」
さっき出したオーディンの精液をすくい取り、ボクは自分で後孔に塗りつけた。
そのまま指を2本入れかきまわすようにしていると手首をオーディンに掴まれた。
「…もう、煽るのも大概にしてくれ、私の理性をこれ以上試すんじゃない」
ヒョイと抱き上げられベッドにポスンと降ろされる。
覆いかぶさるオーディンの筋肉質な体に征服されたい、体ごと心ごと全てオーディンのものにしてほしい。
両手を差し伸べ足を開きオーディン自身を迎え入れる。
後孔のあたりを彷徨うペニス、入るかと思うとツルンとそらされ、じれったさに腰が揺れてしまう。
(早く、早く…)
腰奥の疼きに耐えられず、はしたないと思いつつ涙目になってねだる。
「…いじわるぅ、んっ…、も、入れ…てよ、ぉ」
フッと微笑んだオーディンがボクのお尻の下に手を添え、グッと腰を持ち上げたかと思うとヌヌヌッと屹立を押し込んできた。
「んんんんんん―――んっ!!」
ものすごい質量と圧迫感だが痛みは全く感じなかった。
久しぶりに受け入れたソコは充分にほぐされ、柔らかく受け入れ、すさまじい快感でボクの全身を駆け巡った。
「ふっ…ふっ、う…」腰をすすめるオーディンからも喘ぎ声が漏れる。
根本まで差し込まれたモノがゆっくりと引き抜かれる、途中のボクの感じすぎる場所を捉えるとグイグイと突き上げ、再び最奥までズンッと突き上げる。
そのたびにボクのペニスからは先走りか精液かわからないものが吹き上がる。
「あぁん…きもっ、ち…いぃ…はぁ、あ」
「シルヴィ…っ…」
夜着をたくしあげ、ボクの乳首をベロンと舐めあげ吸い付き舌で転がす。
下肢の快感と乳首の快感でわけが解らなくなる。
弱い耳たぶを指で弄びながら、唇が乳首から鎖骨、首筋へと這い上がる。
ボクの中に収まったオーディン自身は動きを緩め、ユルユルと律動するだけになっている。
弱い耳たぶを舐められ体に力が入ったのか、後孔に入っているオーディンを締め付けてしまった。
「あぁ…もう…イッていいか?」苦しそうな声で問うオーディン。
「ん…イッて、ボクの中っ、で…いっぱい…イッパイちょうだい」
は―――っ!と大きく息を吐くと、ボクの両足を肩に抱えあげ、上から打ち下ろすように信じられない速度で腰を動かした。
「シルッ…!シルヴィ…」
「あんっ、あっ、あ…あっ、そんなっ奥っ…ぅー!!!」
それ以上奥はないというくらい奥に打ち付けられる熱い杭が、感じたことのない快感をボクにもたらす。
限界まで高ぶったボクのペニスが律動に合わせてピタンピタンとお腹に打ち付けられるたびに、すでに透明に近くなった液体をピュっと吐き出すのが見える。
ズチュ!ズンッ!!グチュ!
「シルの中…きゅうきゅう締め付けて、オレを離すまいとっ…くぅ―――ダメ…だ、イっ…」
「ああぁん、は!っん、ん!…ぁあ、っ、んんっ………!」
ドピュ!ごぷっ!ドクドクドク…!!
体の奥底に熱いものが注がれるのを感じた瞬間、視界が真っ白に染まり意識が飛びそうになった。
必死でオーディンに抱きつき、震えるほどの快感に耐えるボクのペニスからは盛大に何かわからないものを吹き上げていた。
最後の一滴までも送り込もうとユルユルと腰を動かしてたオーディンが、息を乱し快感に震えるボクを抱きしめキスをしてくれた。
「…だいじょうぶか?」心配そうに覗き込む瞳にコクンと頷く。
心地よい疲労感に睡魔が襲ってくる。
(オーディンは満足してくれたかなぁ?このあとまた一人でしないといいけどな…)
オーディンの腕の中でそんなことを考えながら、ボクは多幸感のなか眠りへと落ちていった。
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