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第75話【R18】
「そう焦るなよ」
ぬるぬると中を確かめるように動く指が気持ち良く、でも もどかしく、俺は我慢が出来ない。
「あ…やだ…早く…」
「浅井さん、欲しがりですね」
そう言う声がしたかと思うと、再び唇を塞がれた。
「ン…ふッ…」
舌先を吸われ、上顎を舐められ口の端から唾液が零れるのは致し方ない。
「口の中、気持ちいいっすよね」
「ん…気持ち…ンンッ!」
急に増やされた指がグチュグチュと水音をたて、中を拡げる。
「遠藤とばっかり仲良くしないでくれよ」
「あ…あぁン…!」
ズボズボ抜き差しされ、腰からゾワゾワ快感が上がってくる。
「あぁ…やく…早くぅ…」
「そんなに言われたら…ん!」
ズブんと質量を持った熱い楔に奥まで侵入され、声が詰まった。
「…ぁ…ッ…!」
勢い良くパンパンと腰を打ち付けられ、快感を与えられる。
「めちゃくちゃ気持ちよさそうじゃないですか。こっちはどうかな」
昂る俺自身に触れられた途端に恐怖が湧いた。
「ダメぇ…!」
だが俺の言葉は無視され、熱い手に擦りあげられた。
「あ…や…だぁ…ぁ…」
もう、脳が融けて何も分からなくなる。
気持ちいいのに怖くて震える。
俺の体は自身の熱を吐き出そうとしていた。
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