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第6話
「はあぁぁ〜???」
と抱きしめていた身体を離されビックリした顔で俺を見る
抱きしめられていたのが解かれ尚怖くなり柵を抱きしめた…
俺情けない……
「ほらっ」
と手を出され救出され柵の内側へ
足からは力が抜けそのまま地べたに座る…
はははっと乾いた笑いが溢れそのまま寝転んだ
彼は隣で胡座をかきお腹を抱えながら笑いヒーヒー言いながら俺の顔を覗き込む
「ははっ、はふっ、やべー止まらねーお前って、ふふっ 可愛いのな ぶふっ」
可愛いの言葉に顔が赤くなった気がするけど
今の君は心の底から笑ってる…
良かった…
「自分でも良くこんな事したなと思うよ…」
と上半身を上げ座りまだ笑ってる彼を見上げ
笑い過ぎて目から溢れる涙を指で掬う
あぁ〜と言ったかと思うと
「…俺、今お前に殺されかけた……」
笑い過ぎでと付け加えられ微笑まれる
その笑顔に見惚れ俺はまた君を好きになる…
FIN.
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