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第5話 それからどうなった なう?
こうして桃太郎に討伐された鬼一家は、鬼ヶ島を追い出されダンジョンは閉鎖となったのである────ということにもならなくて────。
「俺の匂いに狂え」
「な、何い?!」
「ギャー!寄るな変態!」
なぜか桃太郎が鬼ヶ島の大ボスとして君臨してくれている。
どうしてこうなった?
「くそうっ! レベルカンストしたのに勝てないなんて詐欺だー! 世界中央政府に訴えてやるううう」
「ほんと詐欺よ! ここのダンジョン紹介してる雑誌もクソだわ! 編集部爆破してやるううう」
「編集より会社ごと訴訟に持ち込もう。我が父王に後ろ盾になってもらえばいいさ! HAHAHA☆」
どっかの有名な光の勇者御一行、負け犬の遠吠えしながら鬼ヶ島から撤退。
追い返した本人、桃太郎は詐欺呼ばわりされてるのにニヤニヤご満悦そうな歪んだ笑顔でこっち振り向く。
「邪魔者は追い払った。シオ、続きをするぞ」
そう言って俺を抱き上げて、再び寝台へと落とす破廉恥この野郎桃太郎。
「さっき中出ししただろうが。もう嫌だ。体だって洗ったばかりなんだぞ」
と、一応は口ごたえしてみるが桃太郎ハンサムガイの腕に囲われて、その芳しい匂いを嗅げば一瞬でくらくら。俺の理性は瞬殺である。
「あ────んふ、ぁ、ぁあ、いい、いいっ、きもひいいよぉ」
しかもこいつ巧いんだ。テクニシャンてやつ。
バックバージンだった俺を昇天させた時も思ったけど、雄根は程よい大きさでチン毛まで桃色。ぱっと見は中肉中背。着痩せするタイプなのか、服脱いだ体初めて見た時、胸板厚くて腹筋が綺麗なシックスパックで驚いたわ。細マッチョだったんかーい。
隠れ細マッチョ野郎、合体したまま俺の体を持ち上げ駅弁スタイルで穿ってくるぞ。鬼畜ー!
「ひいぃん…! おにゃか、えぐりゅ、な…ぁ!」
「激しいのが好きだろ? もっと俺に狂え」
甘々でろでろの時もあるが、こうやってアグレッシブに責められてしまう時もある。
緩急織り交ぜて性交に変化つけるのは飽きない為の工夫だろうか。そんなどんでもいいこと頭の片隅で思いながら俺の理性は弾けて呂律の回らない言葉で「ももたりょーのへんたい ちろう なかだしだいすきやろおおおお」とりあえず詰っとく。
「シオに褒められた」
褒めてねええええええ!!!
今日も鬼ヶ島はピンク色だ。なう。
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