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閑話②【翔太】
昔からカナちゃんがおバカなことは知っていた。
知っていたけどまさかここまでとは思わなかった。
カナちゃんは酒癖が悪い。しかも酔っぱらっていたときのことはなにも覚えていないのだ。たちが悪すぎる。
カナちゃんが出掛けたっきりなかなか帰ってこなくて、そしたら警察から呼び出しの電話がかかってくるなんてよくあることだ。
そう考えたら、この間また大事になる前にカナちゃんを見つけることが出来てよかった。そう思っていたが、どうやら僕は遅かったようだ。
ウエイトレスのカナちゃんを部屋に残したまま僕は廊下に出る。
気分は最悪だ。
あまりにも下半身を触られることを嫌がるカナちゃんに何となく嫌な予感はしたけど、 まさか、あんな、あからさまに。
この間採寸取るためにこっそり寝ているところを脱がして全身隈無くじっくり観察しあらゆるサイズを測った時はあんなにアナルは拡がってなかった。
前まで綺麗なピンク色をしてたあのすぼまったかわいい アナルは赤く熟れ、自分の知らないうちにまるで他人のもののようになっていると言うのはなかなかショックで。
あの夜、居酒屋の広間でカナちゃんと一緒にいた連中を思い出す。
普通に考えてあいつらの仕業に違いない。
くそ、あのクソ野郎共僕のカナちゃんのケツに妙なものぶちこみやがって。
うらやまし、違う、僕はその辺の精子脳とは違うんだ。僕は初々しいカナちゃんが好きなんだ。童貞で奥手でいつまで経っても思春期の中学生みたいなカナちゃんが。そんなカナちゃんがどこの馬の骨かもわからないような男に汚されるなんて、許さない。カナちゃんの初めては合意の上手を握りながらキスして真っ赤になったカナちゃんに「は…はじめてだから、優しくしろよ」って潤んだ目でおねだりされてうんわかったよって笑いかけながらわざと乱暴にしてびくびくするカナちゃんだけど必死に受け入れようと痛みを我慢して僕にしがみついてくるカナちゃんを一日中犯してカナちゃんのアナルを僕のちんこの形にして忘れられない思い出にしようと思ったのに、僕無しじゃいられなくなるくらいはめてはめてはめまくってじっくり調教していこうと思って楽しみにしていたのに。
カナちゃんが処女じゃなくなった。
いやいまからでも遅くない。カナちゃんをこのまま監禁したらいい。でも、カナちゃんは嫌がってた。本当に実家に帰るつもりなのか。だとしたら困る。あそこにはあのとんでもないやつがいる。
それに、カナちゃんに嫌われることはしたくない。惚れた弱味というのは厄介だ。カナちゃんのためにと思えばカナちゃんからの好感度は間違えなくマイナスへいくだろう。
だとしたらどうしたらカナちゃんの機嫌を損ねずカナちゃんを捕まえておくことができるのか。
考えて考えて考えて、僕はカナちゃんから取り上げた携帯端末を取り出す。
開くのは通話履歴。ご丁寧に店名で登録されたその番号。
自分の携帯電話を取りだしその連絡先を自分の端末へと移動した。
そしてそのまま僕は家をあとにした。
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