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 ぐぷ、と熱い先端の部分が初めの窮屈さが嘘のように、ヌルリと難なく入り込んだ。  濡れそぼった窄まりがクパ、と拡がっていき、まるで生き物のように先端を呑み込む。  あ、クる、キちまう……すぐに、もっと太いのが入ってくるんだ。はぁ、はぁ、と呼吸が期待に荒くなる。  なのに、太い亀頭はくぽ、とかんたんに抜けてしまい、予想外の消失につい惜しくなってきゅうっと口を締めてしまう。  そうするとすぐにまた入り込んでくる。それをどうしてか何度も繰り返されるのだ。 「はっ、ぁっ? っおい……?」  俺は自分の足で影になった視界で、快感を感じながらも妖艶に笑う男に、視線でなんで、と問うた。 「くく、テキトーに返事するからですよ、先輩。イキたくてわけわかんなくなってるとこ犯してもあんた覚えないでしょ? ちゃんと自覚して、頭にも身体にも教えこまないと」 「じ、かく……? っん、ん……」  くぽ、くぽ、とア‪✕‬ルの入り口だけをいじめられて、微弱な快感だけを与えられ、オウム返しをするがよくわからない。  俺はお前の言うとおりに腹イキんで口をひくつかせてやってんのに、なに言ってんだよ。  そう思って濡れた瞳で睨むと、三初はスルスルと手を動かして、インナーの中に手を入れ、無防備な乳首をぐりッと強く捏ねた。 「ひぃ゛……ッ!?」 「そうだなぁ……いい? ようく聞いてね、アホチョロ先輩。今からアンタの中に、俺が入る。初めみたいにゆっくりじゃねぇよ? この涎垂らしてひくひくしてるとこ、一気に奥まで突き刺す」  乱暴な言い方に対して、囁くような酷く色っぽい声で言い聞かせられる。  声とともに、ちゅぷ、ぐぷ……ッ、と浅いところを先端で掻き回され、侵入し始める凶器。 「ぁ……はい、って、あぁ……」 「アンタは今ね、後輩のち‪✕‬こ美味しそうに呑み込んで腹の中いっぱいにハメられて、勃たせてるの。わかった?」 「んく、うぅ……っ」  先端を埋め込まれて乳首を捏ねられたまま、俺は泣きそうな顔で真っ赤になり、ゆるくこくんと頷く。  やけに愉快げにニヤつかれた。  そんな生意気な後輩に、俺は抱かれている。そして今からその後輩が……俺の中に、全部、入ってくる。  ぎゅうっと眉根を寄せ、ふいっと顔をそらせた。態と羞恥心を煽るような言葉を選んで俺を辱めてくる三初に腹が立っても、今の俺は受け入れることを拒絶できない。 「ひッ……ん、ぐ、っ……っ」 「はっ、ほら、イキんで、拡げて? すぐ、奥まで入る」 「っは、ああぁ……っ」  くりっくりっと乳首をいじられながら必死に中を広げると、一回目とは比べ物にならないほどスムーズに、ズップリと奥深くまで全て呑み込まされた。  肌同士がぶつかるパンッ、という破裂音に、俺は目を見開いて首を仰け反らせる。  再度の長大な異物に中の襞はねっとりと絡みつき、内壁をズチュッと擦られる刺激に俺の陰茎はビクンっと脈打つ。  ──は……っ、やっぱり、なんだ、これ……中、挿れられると……気持ちいい……っ。  俺は後輩に抱かれて初めて感じる後ろの快感に、あっさりと絆されてしまっていた。

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