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「チッ……御割先輩のくせに、ギチギチ締めつけてお強請りなんかしちゃって……男の煽り方なんてどこで覚えてきたのかね、このヴァージンビッチ……ッ」
「んぁっ……! っ知る、か……っこうやって開いてから、っぁ、ん、っ……ギュッて締めっと、なんか、気持ちいい、んだよ」
「は……っくくっ……先輩はケツに挿れられてもイケねぇ男なのに、ぎゅって中締めると気持ちぃの?」
俺の反撃を、三初はいつもの柔和な顔を凶悪に歪めて荒々しく振り解いた。
ズル……ッドスッ、と大きく引き抜き、奥深く穿たれる。
そのままドスッドスッと突き殺さんばかりに犯され、俺は萎縮した脳でうわ言のように吐き出す。
「それもっと気持ちいいヤリ方教えてあげたいけど……まぁ今日は約束したから、先輩のクソチョロいこれはイカせてあげますよ。ありがとうございます、は?」
「ぅあっ、ぁ、は……っ? んっ、ありが、とっ……ぅ、う…っござ……まっ……?」
ニヤリと笑った三初は、俺のドロドロと蜜を零す肉棒を掴み、強弱をつけてグチョグチョと擦った。
その刺激を待ち望んだ俺は、馬鹿げたことにもはや正気ではない。
トロンと淫蕩した表情で体をぶるぶると震わせ、キュッキュッと中を締めつける。
「脳ミソ、トンでんね……? くく、いーい顔っ……」
「はぁっ……あ、あっ、それ、そこっ、いい……っ気持ちいいっ……はっ……あ、あぁ、すげ……っん、ぅっ…ぁあ……っ」
蕩けた表情で快楽に浸る俺の短く黒い髪を、三初の手がサリ、と殊更優しくなでた。
ジュプジュプと粘膜を濡らして擦りあげる感覚。それに合わせて中の襞を、火傷しそうな程熱い塊が激しく犯す。
前も後ろも、両方を気が狂ってしまうくらいの快感がバチバチ弾けて、ビクッビクッと面白いように痙攣する体。
気持ちいい、気持ちいい。
どこが気持ちいい? もう腰から下、全部俺じゃないみたいだ。
俺の下半身が、三初を感じるための器官みたいになってる。
「はっ……」
グッと俺の足を押さえ込んでいた三初の体が、弾かれたように離れた。
切羽詰まったように呼吸を乱しながら片手で足を抱えなおし、絶頂を求めて濡れそぼる俺の陰茎を擦る手を早める。
タンッタンッと突いていた腰の動きもこれまでにないほど激しく結合部からバチュッとエグい音がして、俺は頭がおかしくなりそうな気がしてブンブンと激しく首を振った。
頭をぶつけてもお構いなしだ。狂いそう。気持ちよすぎて──狂う……ッ!
「はっ……んっ……」
「う、っあっ、イク、もうイクっ、イっちまう……っく、ぁ、ぁああ……っ!」
決定打以外の快感を与え続けられていたモノは、激しい責めに呆気なくびゅる、びゅくっ、と勢い良く達した。
俺の腹の上と三初の手を汚しながら濃厚な白濁液が迸り、パタタ、と飛び散ったそれはプリン液なんて目じゃないほど、胸元にたくし上げたインナーにじわりとシミを作る。
俺……男の後輩に抱かれて、イッた。
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