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21(side三初)※
──まったく……早めに処女奪って躾ておいてよかったなぁ……。
こんなにチョロいのでは何れ悪い男か女かに捕まり、ヤリたい時だけの棒か穴にでもなっていたっておかしかないレベルである。
先輩は察しが悪くて情に厚く、単純。
都合のいい相手として最強だから、目を離せない。
ま、仮にそうなったとしても先輩の自業自得で、自分の甘さを嘆いてくださいってもんだ。
甘ちゃん先輩。助けてやんねーよ?
世の中は単純ではないというのに、不器用な自分を恨むしかない。
先輩はそゆとこある。
(でももし先輩を利用しようって輩が現れたら、暇つぶしに根っこまで必ず潰しますけどね)
ひねくれたことを考えながら、俺は先輩に見えない体の影へ震えるローターを移動させる。
ゴムをつけたままパンパンに勃起したそれに触れ、ゴムのフチを引っ張り、破けないように気にしつつ隙間からローターを押し込んだ。
「ッン、ふぁっ……っ、あ、ッ?」
「ふ、なに離してんですか? あんたはこっち、」
「やぇっ、んっ、んぅ、く……ッ」
突然の刺激にビクンッ、と大きく反応した先輩が俺の舌を離したので、無駄吠えする前に唇を塞いでやる。
それと同時にズル、と腰を引き、思いっきり奥にゴリッ、とえぐり込む。
スローな快感を与え続けていた抽挿を乱暴な動きに変化させ、責め立てた。
「ンぐ、ッ……! ふっ、…ンッ、ンッ、ンッ……ひ、ぅう……っ」
呼吸ごと声を飲み込んでやりながら、先輩の好きなところを重点的に穿つ。
途端に鍛え上げた体がガクガクと震え、バイブ音と腰を打ち付ける破裂音に混じって、苦痛の混じった嬌声が個室内に木霊する。
両責めに耐えられなかった先輩の肉棒から、ビュルッ、と白濁液が吐き出された。
それでもやめない。
腸壁が別の生き物のようにうねって、壊れそうだ。涙目だけど、むしろ、ね。
ゴムと粘膜の隙間から熱い精液が竿を伝って漏れてるので、結局ゴムは意味がなかった。
根元の茂みを白く彩り、個室内はむせ返るような淫猥な香りで暑く感じる。
「んッ、う、ぅ…、んっ……っ」
「く、ん……ふふ、っ」
先輩もコレを気に入ったらしい。
足がもどかしそうに揺れ、筋がピク、と脈打つ。
俺のほうがアレが大きいから、先輩の粗相対策で着けたゴムのサイズも、若干の余裕があった。
だからふと「これ入れてみたら面白そう」とか思ったわけで。
健全な好奇心?
なんでもいいか。
俺は今、結構アガってる。
この人の誰も見たことがないだろう姿を俺が引き出す時が、一番興奮するからだ。
「ん、は……っ、」
「ンぁ…っ、ぁあぁ……っ」
唇を離してやると、先輩は必死になって酸素を求めながら、ゴロついた涙声でか細く喘ぐ。
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