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あとがき・作品雑記

 なかがき以来、お久しぶりです。  キョロちゃんのオレンジが家にあるし、氷は丸ごと食べる。  作者の木樫(きがし)と申します。  この度は拙作「誰かこの暴君を殴ってくれ!(略称:誰殴(だれなぐ))」を最後までご覧頂き、誠にありがとうございました。  例によって、猫を被っています。  被っていても内側のおつむの弱さが垣間見えるのはご愛嬌。  さて、まずは謝罪です。  なかがきを終えたあと、ツイッターにて「四百ページ以内で終わる予定」と言ったな。あれは嘘だ(土下座)  いや、いや、しかしながら、本当は第九話を終わらせた時点で、なぜか手が完結させていたんですぞ。  驚きすぎてつい「なん……か、わからへんけど……終わったで!」というテンションになったくらい。  しかし流石にそれは突然過ぎていかんだろう、ということで、完結ムードを醸し出しながら十話で終了。  約一年(十一か月)。長い間お付き合い頂き、ありがとうございます!  閲覧、お気に入り、リアクション、しおり、ハート等、とても励みになりました。  こう、たまに覗きに来てリアクション各種の様子を見たりしたり、ニヘニヘしたり、ラジバ(ry。  こら、気持ち悪いとか言わない。木樫さんはガラスハートのシャイなんだ。  毎日の更新を楽しみにしていただいていると知って、「絶対毎日更新を絶やさぬわッ!」と劇画チックなビジュアルで執筆したりしてましたぞ。  そうそう。  コメントにはよく笑っていました。申し訳ない。大草原でした。  三初の屈折した物言いや行動で、先輩への愛がちっとも伝わっていないと、実はハラハラしていまして(ダンゴムシ化)  まずコンセプトが、「誰かこの暴君を殴ってくれ!」なので、〝殴りたくなるような、ジャイアニズム暴君〟という性格設定。  わざと理屈に合わないことをさせています。自分はいいけど相手はダメ。要するにムカつきます。  書きながら木樫も「そばに置きたがって寄っていくくせに、いじめてばっかりやないか」と困り果てたぜ。  そのぐらい中身がとんでもない。  なのでめちゃくちゃ顔が良くてポテンシャルが高くないと、釣り合わず、そんな設定。  初期の先輩が「クソ野郎だけど仕事はできる」やら、「性格は悪魔だが顔だけは嫌いじゃない」とか、そんな感じのことを言っていたのは、本気でそこしか取り柄がないわけですね!(目逸らし)  だからその、なんでしょう。  三初要というキャラクターは、自分から構いに行く時点で、とてもその人が好きなんです。  ムカつく、合わない、鬱陶しい、かわいくない、めんどくさい。  そう言っていても関係を続けようとするのは、それら全部ひっくるめてもマイナスにならないくらい、プラスが大きい。  つまり、ぞっこんラブです。  マジラブです。ラブ注入です。ベタ惚れやで。  そして三年間デレなかった男が、付き合って速攻デレはできぬ。  タイトルのために、あくまで彼は暴君でなければならず、申し訳ない。  ということで、全然三初の先輩への愛が感じられず、きっと途中で匙を投げられるな、とは思っていました。  悲しくなっていたらごめんよ。  先輩はモヤは弱いけど、ツンに対するメンタルは強いから、本人は気にしてないのでな。  そうしてずっと不安だった木樫ですが、読者さんの適応能力に脱帽。  だんだん三初語の解読スキルが芽生えていただけたのか、お優しいお言葉をコメントくださって嬉しい木樫。うひょうひょと小躍り木樫。  アルファポリス(他サイト)でもご挨拶くださったり、作品を読んでくださったりして、フジョの読者さんは本当に素敵なお人柄をお持ちの神々です。  いやはや、本当にありがとうございました。かっこいいヒーローじゃなくてすまぬ。  それから、この作品。  エロ練習のために執筆し始めた作品なので、〝全話にエロシーンを入れる〟という縛りを課していました。  へっへっへ。  結構無理やりいれたとこもあるのは、そーゆーあれやで。  エロがエロくないことを悩んでいたので、いい訓練になってよかったです。  いわゆる小説感に寄せると淡々とした作業セックスですし、ウェブ感に寄せると擬音だらけの直接ぶん殴ってくるドスケベになる。  一人称ということもあって、間を試行錯誤するのが楽しかった! メルシー!  おっとっと。  あまり長くなるのもいけないので、ここらで。  誰殴の続編についてですが、他のサイトで強制非公開になってしまったため、公平性を考えてなくなりました!(土下座)  番外編ならファンティア(ファンクラブのようなもの。別サイト)にありますので、よかったら暇つぶしに。無理強いはしないですがこれはもちろん宣伝ですぜ(胸張り)  おっと、アルファポリスにはフジョで未掲載の番外編を載せています。  まぁだいたい先輩が三初に抱かれたり、嫉妬したり、監禁されたりするやつです。こちらもまた暇つぶしに。  それまでは、次作の長編を連載するのでどうぞよしなに。完結と同時公開です。  うわ逃げろ! 本物のダイマだ! 木樫のダイマがきたぞォ!  四人のセフレと一人の親友にガチ恋されて尽くされる、愛情不信の過去ありクズ主人公総攻め。  という、濃すぎるアレです。  三初の三倍はクズです。  申し訳ない。  某、ちょっと頭がおかしく、Sっけのある攻めが受けに懐いていく模様が、好物でござる……!  やはり楽しい話ではない、セフレとの日常というアレなので、見ない方がいいな(真理)  うむ。それでは、締めよう。  皆さん、こんな長いあとがきまで見てくださり、ありがとうございました!  とても楽しい日々だったので、完結するのは物凄く、物凄ーく寂しいのですが、先輩と三初のお話はひとまずここで完結。  至らぬ点が多々あるので読みにくかったと思いますが、お付き合い頂き感謝感激雨木樫。  またいつか、あの日あの時あの作品で君に会えなかったら、じゃなくて。  どこかでお会いできればと思います。  素敵な時間をありがとうだ。  木樫

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