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【先輩は綺麗でいながら 13】 *
◆fujossy様ユーザー企画投稿作品
★「絵師様アンソロジー夏」7月6日19時公開!★
【キーワード】
①プール
②読書
③先輩後輩
このまま抜かれてしまうのかという小さな不安を、抱き始める。
するとまた、奥まで遠慮なく突かれた。
「──あぁ、ッ!」
「素直じゃないなぁ」
「や、やだ! いきなり、そんなっ! あ、あん……ッ! 激しくしちゃ、だめです、ッ!」
浅水先輩の熱が、何度も何度も俺の内側を擦り上げて。勝手に、変な声が出てしまう。
硬くて、熱くて……変に、なる……ッ。久し振りの交わりは、ずっと性的なことを禁欲していた俺にとって、過激すぎた。
しかも、なぜか浅水先輩は全然遠慮とか配慮がなくて。何度も何度も乱暴に突き刺してくるから、それがまた耐えられない。
「だめっ、だめだめ、いやです……っ! そんなに激しくされたら俺、おれ……っ! ……先輩っ、せんぱいぃ……っ!」
力強くしがみつくことしかできない俺を、浅水先輩もギュッと抱き締めてくれる。
「いいよ。……今日は、いっぱいイかせてあげる」
「むり、や、やだいや……っ! 後ろだけで、イきたくない……ッ! あっ、あッ! お願い、止ま──あっ、あぁ、ッ!」
されるがまま。……俺は呆気無く、射精してしまった。
「あっ、はぁ……あぅ、っ! ……あ、や、先輩ぃ……っ!」
「岡本がエロすぎるから悪い……ッ」
「あっ、あッ! あッ、俺、イッたばかりなのにぃ……っ」
浅水先輩は、俺を犯す腰の動きを全く緩めない。それどころか、ずんずんと奥深くばかりを狙って突いてくる。
久し振りにした射精の余韻にすら浸らせてくれない、強引な腰遣い。それなのに、俺の下半身は……まったく、熱が治まっていないようだ。
一回射精したはずなのに、浅水先輩に内側を擦られる度に……快感が全身を駆け巡って、下半身に熱を集める。
「あッ、あぁッ! や、駄目です、あッ! 激しくしな、ぁんッ!」
水泳の練習をした後とは思えないほど、激しい動き。浅水先輩は俺の首筋に舌を這わせて、突然、強く吸い上げる。
「ひあ……っ!」
それは一回では、飽き足らず。位置をずらしては、また吸い上げ。……時には強く、噛み付く。
キスマークや歯形を付けているのだと気付くと、羞恥心で体に力が籠る。
そのはずみで、浅水先輩の背中に……爪を、立ててしまった。
「あ……っ!」
俺の首は、服で隠そうと思えば隠せる。けれど浅水先輩は、部活動中は隠せない。慌てて浅水先輩の背中から手を離そうとすると、腕を掴まれた。
「引っ掻いていいよ」
「で、でも……っ!」
背中に引っ掛かれたような痕が残っていたら、水泳部やファンの女子生徒になんて言われるか。
それが不安で、俺は言葉を詰まらせてしまった。
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